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カテゴリ:2005秋クールドラマ
『野ブタ。をプロデュース』1話を見直しました。
見直してみて分ったことは 野ブタ(北堀真希)の演技は思ってた以上に劇的に変化していたんだということ。 1話の中でも普通に話してるシーンとあの独特の喋りをしているシーンが交互に出てきたり、かなりずさんな作りだったんだと驚きました。 おそらくあの野ブタの演技が固まったのは3話あたりからだったと思いますが、できることなら1話からあの演技を演出してほしかったと残念に思いました。 「人生はゲームだ!」 これは最終回の最後に言った修二(亀梨和也)の台詞ですが、 1話の最初の台詞もまったく同じだったことに何人の人が気付いていたでしょうか。 但し1話ではこのあとに「そうでも思わないとやっていられない」と続きます。 これが最終回では「今度の桐谷修二は何があっても挫折しない」という風に変わっていく過程が、つまりはこのドラマだったと言うことですね。 そしてこの修二の中で大きな意味を持っていたのがやはり「柳の木」だったんです。 見返してみて改めて思いました。毎日必ずこの木にタッチしてから学校に通っていた彼は、木がなくなったときとてもショックを受けたようでした。 そしてそのとき現れたのが小谷信子だったんですよね。 彼がはじめ「柳の精(妖精)?」と間違えたくらいですから。 その後、柳が船に乗ってどこかに運ばれるのを2人で見送ったところからプロデュースが始まるんですけど、そう考えるとますます最終回に柳の木が出てこなかったのが残念に感じました。 ゴウヨク堂についても少し触れておきます。 「美男美女意外立ち読みお断り!」の張り紙で有名だったこの本屋は結局今まで立ち読みを許したのはまり子(戸田恵梨香)と信子だけだったんですよ。つまりまり子は最初から最後までいい子だったんですよね。それを犯人扱いしてしまいほんと申し訳なかったと反省しています。 そして最初からそれを見抜いていたゴーヨク堂店主(忌野清志郎)に拍手です。 最後にドラマの中で修二を導く役割をしていたキャサリン(夏木マリ)ですが、彼女は1話で信子に「桐谷修二を立派な人間になるよう教育してくれ」と頼んでいるシーンがあるんですよね。 これを見た当時は反対じゃないか、修二に信子を教育してくれと言う方が正しいんじゃないかと思ったりもしていましたが、終わってみればなるほど修二を立派な人間に教育したのは信子でした。キャサリンもゴーヨク堂と同じく全てを見抜いていたんでしょう。 まとめるとつまりこのドラマは1話から最終回のための伏線をしっかりと引いていたんだと言うこと。唯一どういうわけか柳の木のエピソードだけはなくなってしまいましたが、それでも緻密に計算された脚本だったんだとつくづく感心させられました。 木皿泉さん今後要チェックです。 評価 ☆☆☆☆☆ 野ブタ。をプロデュース・・・ドラマの森の情報ページ。出演者・スタッフ一覧/DVD・CD発売情報 ドラマの森・・・ドラマの森(本館) TOPページ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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すごい!
私は一回目から録っていなかったのですが、今ブログを拝見して 色々と蘇ってきました。 このドラマは、やはり素晴らしい。。。深いです。 一回目からジックリ見たいです。 最終回だけ録ってあるので、また見てみます。 気づかせて下さってありがとう(^.^) (2005.12.29 22:22:43)
改めて見るといろいろと新しい発見があって楽しいですよ。DVD発売になったらよかったら見てください。
(2005.12.29 23:24:41)
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