|
カテゴリ:2008夏クールドラマ
【いまを生きる】とは
1989年アメリカの映画 監督はピーター・ウェアー 主演はロビン・ウィリアムズ 厳格な規則に縛られた全寮制の高校に キーティングという英語の教師が赴任してきた 彼の風変りな授業に生徒たちは最初戸惑うものの 徐々に彼を受け入れていき と同時に自分が本当は何がしたいのかを考えるようになる そんな中、一人の生徒が自分の夢を親に反対され自殺してしまう 学校はそのことをキーティングの責任として彼を退職させる 最後の授業、生徒の一人が校長の制止も聞かず 机の上に立ってキーティングを見送る それを見た他の生徒も一人また一人と机の上に立ち 最後にはクラスのほとんどの生徒が立ち上がり 先生を見送るラストシーンは感動!! これだったのか!! このドラマの原案 このドラマが描きたかったこと 「みんなにお願いがあります いまを生きてください」 現代の受験中心の授業カリキュラムを批判したテーマは 今の社会においてとても重要な意味を持ってたと思う その点は評価したい 最終回では凛久(北乃きい)たちのグループが 朔太郎(織田裕二)から学んだ言葉を 今度はクラスのみんなに伝え そして生徒たちが自分たちで話し合い補習を受けることを選んだ 先生から受けたバトンを次に託すこのシーンは実によかった 順番に立ちあがる姿はまさに映画のラストシーンそのまま クラスを説得するとき大和(冨浦智嗣)が言った 「勉強は宝探しのようなもの 体育や世界史の中に宝物があるかも知れない」 このセリフも過去の話を思い出して涙が出てきた でも思いのほか日輪祭がしょぼかったのが残念 それにラストシーンのあの終わり方は何だ! いかにも1話打ち切りで無理やり短くしたみたいだ そもそも最終回だけの問題ではなく タイトルの『太陽と海の教室』の意味は一体何だったのか 私の勝手な想像だが毎回1話完結の物語の クライマックスは学校の教室ではなく 外で太陽のもとで織田裕二さんがごたくを並べる それがコンセプトだったのではないだろうか だからわざわざピアノを崖の上に持ってきたりして でもそれがあまりにも不評だったため 急きょ4話あたりから方向転換をして 1話完結で終わらす予定だったハチの死について 深く掘り下げたのではないだろうか その証拠にあれだけ時間を費やして深く掘り下げたのに 最終回では全く別のお話に変わっていた あたかも5話~9話がすっぽり別のドラマに変わったみたいで 全体としてはまとまりのない作品になってしまったように感じる キャストとしては 凛久役の北乃きいさん 灯里役の吉高由里子さん ハチ役の濱田岳さんはとてもよかった 柴草先生(八嶋智人)も最後のシュメール人の話は感動した 部分的にはとてもいい台詞があったんだけど 一つの作品としては残念な結果に終わった感がある 評価 ☆☆☆-- このブログが気に入ってもらえたらクリックお願いします→ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.09.22 23:02:08
コメント(0) | コメントを書く
[2008夏クールドラマ] カテゴリの最新記事
|