修論無事提出 !!
2006年1月27日(金)午後4時、私はこの時間を忘れないと思う。本当にいろいろな方の協力のお陰で修士論文を無事提出することができた。普段泊まりを禁止されている研究棟の明かりは消えることがなかった。私も30分ほど机にうつぶしただけで、何時間いすに座っていたことだろう。空腹なんか感じるわけもなく、レーザープリンターの出力さえも遅く感じた。12時なった。もう疲れもピークに達して、呼吸困難状態になった。 謝辞は当日の朝にみんなに向けて書こうと思っていたが、まともに考えられない。気が焦り頭が真っ白な状態だった。最後にページ数を入れる目次と要旨の出力時パソコンが固まった。あと時間は30分、もう確認している時間さえない。気持ちが焦る「あせるな!あせるな!」と声を出して自分に言い聞かすくらいテンパっていた。卒論の追い込みの4年生にコピーや確認を頼んだ。電子メールで要旨を添付せよとかもう、メールを送れないぐらい動揺した。自分の時計でもう4時になろうとしていた。審査料を払わなければならないが機械が故障、あと5分で締め切るだろうに…でも何人かいたので一安心。でも私が最後くらいだと思っていたのに、俺より遅いやつが5,6人いた。生物と化学の院生だな、しかも一人は私が事務室出てからだから鬼の形相で走っていたけど、受け取ってもらえたのかね?? 机の周りはグチャグチャだった。もう放心状態、家まで帰るかと思ったけど、しばらくイスに座っていたら落ち着いて、早く帰ってお風呂に入りたくなった。とにかくいろんな人を巻き込んだ修論が終わった。帰りの電車の中で、バタバタでしっかり謝辞が書けなかった事が悔やまれた。家に帰って体重計に乗った。普段の同じ状態よりさらに2キロ減っていた。その日は漠然と終わったなと思っただけだった。 10時間連続して寝たなんて覚えてないくらい寝てしまった。内容は仕方ないとしても、謝辞の部分が悔やまれた。1週間ぐらい前に書いておけばよかった。 ここで言っても仕方ないけど、今の気持ちを残しておくことにします。Y教授ここまで導いてくださいましてありがとうございました。病人扱いせず叱咤激励してくださいました。実は気にかけてくださっていたことは知っていました。先生の真摯な研究姿勢には頭が上がりません。ここまで復活できたのも自分の居場所を残しておいてくれた先生のお陰です。ありがとうございました。研究室のD2のS君、自分の研究も大変なのによく面倒をみてもらいありがとうございました。クールな立ち居振る舞いとは裏腹に、よく人の面倒をみて頭の切れる人だと敬服しました。学者はこういう人がなるのだと勉強させてもらいました。F先生T先生は仕事が終わってからゼミに参加され、常に勉強する姿勢を教えていただき感謝いたします。学部生のT君I君、いろいろ教えてくれて学生生活が楽しく送れました。ありがとうございました。もう一度学ぶことを全面的に応援してくれた両親に感謝します。生活のほかに標本の整理まで手伝ってもらい、両親にはお返しできないほど協力してもらいました。ありがとうございました。弟夫婦には特に追い込みで手伝ってもらい助かりました。感謝いたします。私が今日充実して生きていられるのも皆さんのお陰です。今後は少しでも皆さんのお役に立てればと思っています。改めて感謝いたします。ありがとうございました。追記・・・覚書 パソコンは固まるものである。画像のファイルを扱ったり、何十時間も連続で使っているわけで、追い込みになると動きが悪くなるのは当然、再起動なんかしてられないし、前日に提出するつもりで準備しよう。当日はアセって何もできないと心得るべし。