雨に打たれたオニユリ(鬼百合)が目に入りました。
今日は朝から、30日に行う、神田川探索の下見に井の頭公園から面影橋まで行きました。
朝、雨で、心配したのですが、9時半ごろには止み、後は曇りで、下見には、助かりました。
井の頭自然文化園の水生物館に行きました。
ここでは、絶滅危惧種の小さな魚に注目しました。
一つは、ムサシトミヨです。
ムサシトミヨが発見されたのは、昭和8(1933)年のことです。井の頭公園の池でで発見されたのです。その関係で、後年(昭和32年)、ムサシという名がつけられたということです。
それだけ、井の頭公園と深い縁がある魚なのですが、今はいません。
冷たく澄んだ水の中でしか生きて行くことができない、大変デリケートな魚なおだそうです。
井の頭の池の湧き水が昔のように出てこなくなり、住めなくなりました。
今は熊谷に生息しています。熊谷市の天然記念物です。
水生物館へは、熊谷から来ています。
ムサシトミヨは大人になっても体長は6cmほどの小さな魚です。
水生物館の水槽で姿を探したのですが、なかなか見つかりません。
やっと見つけて、写真撮ったのですが、1匹です。小さすぎて見えないかもしれません。
水族館のそばに、「産卵期になると雄が水草を集めて小鳥のような巣を作り、メスを誘って産卵する」という説明と写真がありました。
めずらしいです。
産卵でめずらいのは、同じく絶滅危惧種のミヤコタナゴです。
ミヤコタナゴは、2枚貝の中に卵を産むという習性を持っています。
貝の中に生むと他の魚などに食べられにくくなることとか、(貝の)えらの部分は酸素が多く、それに泥や砂をかぶることがないなどの利点があります。
水槽には、ちょうど、2枚貝が置いてあり、そこにたくさんのミヤコタナゴが近づいていました。
写真に撮ったのですが、ぶれていました。残念!