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[色彩と人間] カテゴリの記事

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• 身体で見る光、背中で感じる光

  アイザック・ニュートンは「色彩は光そのものである」と言ったそうだ。光は、電磁波だ。赤から肉眼で見え始め、橙、黄色、緑、青、藍、紫を経て、再び見えない紫外線になる。紫外線は人体にあたると50%を皮膚で反射し、残る半分が身体に取り込まれ熱に変わり、ビタミンDを作る働きをする。紫外線よりも波長がさらに短くなると、X線、そして、ガンマ線、宇宙線・・・となっていくとのことである。ところで、色彩は、目で見ているだけか?実は、皮膚でも色彩を見て感じているらしい。背中で何かを感じる。見ることができるような気がするというのも本当なのかもしれない。その昔、生物には、目はなかった。触角はもっていたであろう。人間が進化していくうちに、二つの目ができ、触角として目のはたらきをしていた機能は、皮膚へと散らばったとの説があるようだ。その反応は、皮膚の放射エネルギー感覚として今も残っていて、原基痕跡(退化した器官;rudiment)とみなされているらしい。私たちがふだん見ている色彩は、目で見えているだけでなく、皮膚でも見ている。皮膚には光センサーがある。よく芸術の世界で「肌で感じる」という表現をするが、つまり、目とか心とかで判断する以前に、皮膚が識別する。色彩に好き嫌いを感じているのは、肌そのものも感じているのである。少なくとも身体は、光のあるなしは判断できるみたいである。私の背中であっても、感覚はあるみたいである。一般人の背中に光をあてると、なぜか、皆様、光の方に少々身体が、曲がるというか近寄るらしい。人間は、目だけでなく、不思議なことだが、身体、そう、身体でも、光や色彩をみているのであるようだ。--参考文献・・・色の不思議が面白いほどわかる本(河出書房)/色の秘密(文春文庫)などを参考にしました。

  2006.05.26

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• 黄色い声の秘密

  1931年、カールジーツという人が、最初の実験で、高音と低音を響かせている間に、カラーカードを一秒間被験者に見せて、どのような色に見えるかというテストを行ったそうだ。その結果、低音では、カラーカードの色は濃く見え、各色はさらに青色味か赤色味を帯びてくる。たとえば、橙は赤橙に、黄は黄褐色か黄橙に、緑は緑青、青は青紫にといった具合。また、高音では、カラーカードの色は、どんな色も黄色味を帯び、淡く薄くなって赤は赤橙、橙は黄橙、黄色はさらに薄く、緑は黄緑、青は緑青になるとのこと。女性や子供のかんばしった高い声を「黄色い声」というが、耳をつんざくような高い声は、見る物体を一瞬かすませて、黄色に塗りつぶしているのかもしれない。高い声は、やはり周りを黄色くする傾向があるようだ。--参考文献・・・色の不思議が面白いほどわかる本(河出書房)/色の秘密(文春文庫)などを参考にしました。

  2006.05.24

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• 黄色いラ、ピンクのファ、音の色彩、色聴/共感覚とは?(2)

  昨日に引き続き、色聴の話題である。今回は、色付きサンプル???をつけてみた。以下が、「色聴所有者」がそれぞれの音でどのような色を思い浮かべるかという代表的な実験結果（ハ長調の音階）とのことである。(1931年にカール・ジーツ(Kari Ziets)という人が行った色と音の関係についての実験成果に基づく説のようです。また、1905年および1912年に調査された色彩共感覚の事例(From H.S Langfeld: Psychol. Bull)でも、ほぼ同様の結論のようであります。)　C・・・「ド」: ●赤D♭・・・「♭レ」: ●紫/薄紫色D・・・「レ」: ●菫色/すみれ色E・・・「ミ」: ●黄金色F・・・「ファ」: ●ピンクG♭・・・「♭ソ」: ●青緑色/ (濃い)緑青G・・・「ソ」: ●空色/明るい青色A・・・「ラ」: ●冷たい黄色B/H・・・「シ」: ●銅色その他、E♭・・・「ミ♭」: 淡い青B♭/B・・・「シ♭」: 橙ところで、1オクダーブ離れたドも赤とのことであり、赤色のドの音と、緑青のファ#の両音を一緒に響かせると、色彩の融合がおこり、補色のため灰色の色聴が現れ、混色の法則どおりとなるとのことであるから、上記に無い音、即ち、A♭・・・「♭ラ」は、A・・・「ラ」: ●冷たい黄色とG・・・「ソ」: ●空色/明るい青色の中間色、混合色となるわけだから、何色になるのであろうか??緑色あたりかな??どなたか、分かる人がいらしたら、教えて下さいませ。しかし、ドミソがそれぞれ、赤黄青の三原色である点は、なかなか、興味深い。・・・今日の英語・・・The notes of the musical scale are associated with images of very constant colors.--参考文献・・・色の不思議が面白いほどわかる本(河出書房)/色の秘密(文春文庫)などを参考にしました。若くなれる、美しくなれる「ピンクの色彩呼吸法」であるが、身の回りにピンク色のものをおいて、ピンクを思い浮かべるとともに、ピンクを想起させる、F・・・「ファ」の音を鳴らしながらというのも、なかなか、よいかもしれない。

  2006.05.23

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• 音にもそれぞれ色彩がある・・・　色聴/共感覚とは?

  「音」と「色」の間には、実はもともと人類が持っている共通の感覚があるらしい。即ち、音には色彩があり、その音を聞けば常に同じ色が浮ぶという感覚のことを「色聴」という。さらに正確には、音刺激によって色覚が伴うことを「色聴(colored hearing)」と言い、そして、この能力を持つ人たちのことを、心理学者は「色聴所有者」と呼ぶ。一般の人たちにも、わずかにこの傾向はみられるとのこと。私たちは、感覚の一受容系で受け止めた刺激をその感覚で反応するほかに、その感覚以外の系統の感覚も反応させる。これを共感覚といい、色聴もこの一種である。色聴は、音刺激で色覚が伴う共感覚(一つの感覚の刺激によって別の知覚が不随意的に引き起こされる)の一種で、結構特別の能力ということになるみたいである。いわば、絶対音感の色彩版的なものでしょうか。さて、ドレミの音階を共感覚で感じると、C・・・「ド」: 赤D♭・・・「レ♭」: 紫/薄紫色D・・・「レ」: 菫色/すみれ色E♭・・・「ミ♭」: 淡い青E・・・「ミ」: 黄金色F・・・「ファ」: ピンクF#/G♭・・・「ファ#/ソ♭」: (濃い)緑青G・・・「ソ」: 空色、明るい青A・・・「ラ」: 冷たい黄色B♭/B・・・「シ♭」: 橙B/H・・・「シ」: (鮮明な)銅色なぜかA♭=G#の色が見当たらない・・・・?1オクダーブ離れたドも赤とのことである。たとえば、赤色のドの音と、緑青のファ#の両音を一緒に響かせると、色彩の融合がおこり、補色のため灰色の色聴が現れ、混色の法則どおりとなるようである。高い音調は明るく明色に(ある色に白が加わってできる色、赤の明色はピンクなど)なり、低い音調は暗色(ある色に黒が加わってできる色、赤の暗色は焦げ茶)に傾斜する。フォルティシモ(最強音)になると、その色たちは接近し、強烈で重くなり、ピアニッシモ(最弱音)になると、色はかすんで、灰色がかって遠のいていくそうだ。また、フラット(♭)のついた曲は、暖色系を、シャープ(#)のついた曲は、寒色系を連想させる。クリストファ・ワードという人によると、真珠色の最も弱いささやきから青色の弱い音色を経て、すみれ色のオーボエの音色、涼しい澄み渡った緑の森の風、黄色の柔らかい笛の音、茶色のコントラバス、橙色に鳴り響く金管楽器、色はすべて音であるとのことである。色彩と音楽は強い感情で結びつく。W・R・ワグナーは色彩と音楽に触れ、V・カンディンスキーは色彩のリズムとハーモニーとを音楽的に計量し、画面に動きの効果を追求したそうだ。C・モネは、日の出の作品に「印象」と表題を付した。この「印象」から印象主義が生まれたという。とある研究では、緩慢な音楽は赤を連想させ、高音は明るい音、低音は濃い色で、色相と模様までも連想させるのだという。このような色聴は子供たちがひとしく共有し、原始人では広く存在していたらしい。。。ウォルトディズニーの作品「ファンタジア」は、音楽映画として色彩と音楽を融合させた最高傑作であった。この作品の中では、L.V.ベートーヴェンの交響曲第六番「田園」の全曲が色彩に翻訳されて見事に描かれている。--参考文献・・・色の不思議が面白いほどわかる本(河出書房)/色の秘密(文春文庫)、などを参考にしました。

  2006.05.22

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• 人生を長く生きるための色彩論

  私たちの時間感覚は、色によって心理的に影響されるらしい。たとえば、赤や橙色に囲まれた環境では、時間を長く感じる。一時間たったかなと思って時計を見るとまだ、30分しかたっていないこともある。たとえば、ピンクのカーテン、真っ赤なじゅうたん、橙色のソファを備えた部屋にいると、実際の一時間が倍にも感じることがある。だから、時間の経過が長く感じられる方がいい場合、そう、好きな人たちと一緒にいるようなときには、このような暖色系の背景が望ましい。結婚式場の深紅の敷物は、華燭の典のシンボルカラーであると同時に、時間を長く感じさせる効果をも秘めている。深紅の色の力によって、短時間でてきぱき式がすすんでいくわりには、ゆったりと時間が流れていく感じを与える。実際には短い時間なのだが、充実感を与えるのである。G・ブライスハウスという研究者が筋肉反応のテストをした結果、普通の光よりも、赤色光のもとでは、反応が12%すばやくなるが、緑色光となると反応が遅れることをつきとめているとのこと。色によって時間感覚が狂ってしまうことも、この反応と密接に関係しているのかもしれない。なお、色には関係はないが、視覚的興味があると、実際の時間はすばやく経過するという原理もあるようだ。人生を長く、充実させていきたい場合には、暖色系の光・背景と、視覚的興味の二種類が役に立つことをメモしておきたい。--参考文献・・・色の不思議が面白いほどわかる本(河出書房)/色の秘密(文春文庫)

  2006.05.21

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• 若返りのピンクと色彩呼吸法

  太陽光線は若返りの主役。目から入ってくる日光は、種々のホルモンを分泌する下垂体や松果体をはじめ、自律神経の最高中枢である視床下部一帯を刺激し、内分泌系を活性化して、若返りに効力があるそうだ。そして、ここからが核心部分となる。何色が若返りに効果的かといえば、なんと、「ピンク色」なのだそうだ。女性が、ピンクのブラウスをきて、ピンクのカーテンの部屋で生活するようにしたら、容貌や体が若返り、人柄まで明るく愛らしく、目の覚めるような美人になったらしい。。。若返り色のピンクをさらに積極的に活用するものには、ピンクの色彩呼吸法というものがあるらしい。その内容については、また、機会がある時に・・・・・・・。お楽しみに。さて、以前の日記の復習。PINKを使った英文。訳を考えてみよう。答えは、こちらを参照願います。Peter looks depressed recently, but he assures me he is in the pink.My grandfather is in the pink.You'll be seeing pink elephants if you drink any more.I got pink eye, so I have to see my eye doctor.My grandma was tickled pink when we sang a song for her.My husband got a pink slip.

  2006.05.20

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• 子供部屋の色は何色がよいか?!

  子供の勉強部屋?は、寒色系かベージュ系がよいらしい。たとえば、青は、新陳代謝を活発にし、生命力を作る色で、しかもリラックス効果もある。ただし、単調は好ましくなく、カーテンなども幾色かまじったプリント地で、柄なども立体的な深みのあるものが好ましい。パステルトーンのピンクや薄紫が小鼻で溶け込んでいても、全体として寒色系であればよい。壁紙では、これ見よがしに、はっきりしたバラの花や飛行機をプリントしたものは、かえって子供の想像力を低下させる。木肌ならそのままでよい。--最近の学習机には本棚と机が一体になっていて、温度計から湿度計、鉛筆削り、さらには、蛍光灯までついているものがあるが、これでは、目の前に衝立が立ちふさがっているようなもので、心理的に圧迫する。勉強がよくできる机は、立て机でも座卓でも結構。大切なことは、机上に何もなく、本棚は別にすること。明るい白木に近い木製机が理想である。木製の感触すなわち木の温もりは子供の情操を豊かにする。事務机のようなスチール製は禁物。まして、灰色のスチール机の机上は反射率24%で、明るい光を76%も吸い込むので、子供の明るい心も76%奪ってしまう。スチール机の上にアイボリーのテーブルクロスをかけるだけでも、これは改善できる。夜間机上には、電気スタンド(100ワットの白熱電球とランプシェード)を置くと、白熱電球の光色が、勉強を促進するとのこである。蛍光灯は知らず知らずのうちに、こどもを無気力にするというから恐い。昼間、机の位置も採光のため、窓にぴったりつけたり、逆に壁面に密着させても圧迫感を与える。いずれも　30cmは離すこと。できれば、部屋の真ん中が良い。窓は左側にして(30cm以上離して)机をおくと、採光は左手より得られる。(右効きの場合)参考文献・・・色の不思議が面白いほどわかる本(河出書房)/色の秘密(文春文庫)など

  2006.05.19

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• 好む色でわかる相性、そして理想の男性像、女性像

  私はブルーが好きであると書いた。昔は、黄色も好きだったと書いた。ある色に関する本をみていたら、なんと、1.幼児の色彩嗜好順位の一番は、黄色　(二番は白、三番はピンク)2.成人の色彩嗜好順位の一番は、青　(二番は赤、三番は緑)ということらしい。ということは、私は最もポピュラーな色彩嗜好なのかもしれない。(笑)--さらに興味深いことに、好きな色で異性との相性がわかるらしい。ちなみに青が好きな男性は、赤または白が好きな女性と相性がよいらしい。逆に青が好きな女性は、白が好きな男性と相性がよいらしい。白が好きな男性も女性も、相性が良いが、同じ色が好きな異性で相性がよいというのは白のみ。--さて、本題である。青が好きな男性の理想の女性像・・・・??ここでは、明るい青と濃い青等の種類があり、それぞれで異なる。・濃い青・・・女性経営者が理想の女性像らしい・・・・ふーむ・明るい青・・芸儒家ないし創作活動のパートナー・・・ふむふむ・青緑・・・・精神的に奮い立たせてくれるパートナー・ほー当たらずといえども遠からず。。。。。ちなみに、女性が自分の好む色でわかる理想の男性像についても書いておこう。・濃い青・・・・・・仕事、経営のパートナー・明るい青・・・・・芸儒家、創作活動のパートナー・青緑・・・・・・・独立して精神的に激励する男性今回はここまで。

  2006.05.19

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