カテゴリ:園芸
「カルガモ物語」の途中ではありますが、今回は緊急特集として「ショクダイオオコンニャク」をとりあげたいと思います。(^_^)
このところの新聞やTV報道で目や耳にされた方も多いかと思いますが、東京大学大学院理学系研究科附属植物園(通称「小石川植物園」)で7月22日夕、巨大花が開花しました。 この花はインドネシア原産「ショクダイ(燭台)オオコンニャク(大蒟蒻)」で国内での開花は6例目だそうです。 ショクダイオオコンニャクつぼみ1 posted by (C)みなみたっち 開花する一週間前に小石川植物園に行ってみました。(^_^) これが、ショクダイオオコンニャクのつぼみです。 ショクダイオオコンニャクつぼみ2 posted by (C)みなみたっち 開花までは青いネットで被われています。 一番高いところ(茎)は、1.5mくらいあります。 ショクダイオオコンニャクつぼみ3 posted by (C)みなみたっち まず、その大きさに圧倒され、さらにその花の不思議な形に釘付けとなりました。(^^ゞ 日本ではまだ開花例が少なく小石川植物園で1991年に咲いたのが最初で、今回は19年ぶりの開花(1993年に種を植えたもの)となるそうです。 ショクダイオオコンニャクつぼみ4 posted by (C)みなみたっち カメラマンも何人か訪れていましたが、あまり多くはありませんでした。 ショクダイオオコンニャク根元 posted by (C)みなみたっち 根元のあたりはこんな感じです。 ショクダイオオコンニャクつぼみ5 posted by (C)みなみたっち 真ん中の黄緑色のひらひらした部分が開いていくようです。 ただし、これは花びらではなく変形した葉で、中心に伸びる軸の根元に1センチほどの雄花と雌花が1000個以上つくそうで、その花の集まり(花序)の大きさが世界最大とされています。 開花すると posted by (C)みなみたっち 開花した写真のパネルがありました。 この開花をぜひ見たいと思って、毎日、東京大学大学院理学系研究科附属植物園のHPをチェックしていました。(^_^) しかし、思いの外、開花が遅れました。 その間、連日のようにTVや新聞などで報道されていました。 入園後の行列 posted by (C)みなみたっち 22日の夕方には、植物園の園長さん(東大教授)が開花宣言を出されました。(満開時には直径約80センチ) 肉が腐ったような悪臭を放つことによって虫(甲虫など)を呼び受粉させるといいます。 残念ながら翌23日には私は出かけることができませんでしたが、幸い行かれた方からお写真をお借りすることができました。m(__)m このお写真から下はすべてお借りしたものですので、転載等はご遠慮ください。 何という行列でしょうか。 しかも、これは植物園内に入れてからの列だそうで、入園券を買うために道路に長い長い行列ができていたそうです。 入園後の行列2 posted by (C)みなみたっち 園内の行列も幾重にもなっているようです。 入園券を買うのに2時間、さらに中に入ってショクダイオオコンニャクを見るのに4時間待ちとHPに書いてありました。 それでも、安全のため早期(午前11時前)に入園券の発売を中止させていただいたとのお詫びがHPに後ほど掲載されていましたので、出かけて来た(並んだ)のに見られなかった方も大勢いらっしゃったようです。 開花2日目 posted by (C)みなみたっち これは、そんな中で撮られた大変貴重なお写真です。(^_^) 中にあるのが花 posted by (C)みなみたっち この中にあるのが花です。 22日午後11時に園長さんが花びら部分(正確には葉が変形したもの)の下部に小さな穴をあけて人工的に受粉させたそうです。 開いた部分 posted by (C)みなみたっち 「全部受粉すると300くらいの実がなる。成功すれば日本初」(園長さん談)ということが新聞に載っていました。 根本の奥のところに、おしべとめしべがあるのだそうです。 この花の命は2日といわれていましたが、7月25日(日)午後に花序付属体が倒れ開花が終了したそうです。 詳しいことは、東京大学大学院理学系研究科附属植物園のHPでご確認くださいませ。 にほんブログ村←クリックをお願いします。みなさまの温かい応援が何よりもの励みになっております。動物写真ランキングのページに飛びましたら「南風のメッセージ」(なんとか3位)というタイトルをクリックしていただけると幸いです。m(__)m お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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