カテゴリ:虫のいる風景
ひょんなことから、コオニヤンマが羽化している場面に遭遇しました。
6月半ばの午後2時過ぎのことです。 蝉やトンボの羽化は夜や早朝なのかと思っていましたが、なんと午後でした。(^_^)v 調べてみると、トンボには二通りの羽化の仕方がありました。 倒垂型と直立型です。 倒垂型(出て来る時に一度ひっくりかえる)の羽化は主に夜間に行われるそうで、カワトンボ科、オニヤンマ科など6つの科のトンボです。 そして、直立型は、主に昼間に羽化が行われます。 イトトンボ科、サナエトンボ科など7つの科のトンボです。 ![]() コオニヤンマの羽化1 2時17分 posted by (C)みなみたっち 最初に見た時は、まだ羽も開いていない状態でした。 体の色も普段目にしたことのないものでしたので、この時は何トンボなのかわかりませんでした。(^_^;) 家に帰ってから抜け殻を調べたらコオニヤンマだということがわかりました。 ちなみに、コオニヤンマはこういうトンボです。↓ ![]() コオニヤンマ posted by (C)みなみたっち コオニヤンマはオニヤンマ科ではなくサナエトンボ科なのです。 止まり方もオニヤンマは縦にぶら下がるように止まりますが、コオニヤンマは横に止まります。 ![]() コオニヤンマの羽化2 posted by (C)みなみたっち 見たこともないような淡い色の胴体、そして初々しい感じの羽の色にすっかり魅せられてしまいました。(*^_^*) ![]() コオニヤンマの羽化3 posted by (C)みなみたっち 胸部の白さがとても印象的でした。 ![]() コオニヤンマの羽化4 posted by (C)みなみたっち 体を細くするためにお尻から水分を排出しています。 ![]() コオニヤンマの羽化5 posted by (C)みなみたっち 流れの近くにある岩にしがみつくようにしていました。 ![]() コオニヤンマの羽化6 posted by (C)みなみたっち 午後2時41分には羽を開いていました。 ![]() コオニヤンマの羽化7 posted by (C)みなみたっち 羽は乳白色から透明にかわってきました。 ![]() コオニヤンマの羽化8 posted by (C)みなみたっち また水分を排出しています。 ![]() コオニヤンマの羽化9 posted by (C)みなみたっち 抜け殻(ヤゴ)もよく見えました。 ![]() コオニヤンマの羽化10 3時12分 posted by (C)みなみたっち 見つけてから約一時間たちました。 羽をしきりに動かしています。 そして、あっーーーっと思ったら飛び上がって飛んでいってしまいました。 ![]() コオニヤンマの抜け殻 posted by (C)みなみたっち コオニヤンマの置きみやげです。 大きさは3.9センチもあり思ったよりも大きいものでした。 白い糸のようなものは、蝉の抜け殻にも見られますが、呼吸をするための管です。 羽化するまでに3年かかるというコオニヤンマですが、その羽化に立ち会えてとても幸運でした。(*^_^*) ![]() にほんブログ村←クリックをお願いします。みなさまの温かい応援が何よりもの励みになっております。動物写真ランキングのページに飛びましたら「南風のメッセージ」(おかげさまで何とか2位に)というタイトルをクリックしていただけると幸いです。m(__)m お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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