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テーマ:DVD映画鑑賞(13960)
カテゴリ:映画・TV鑑賞
「救命病棟24時」(第1シリーズ)
1999年 フジTV 主演:江口洋介 出演:松嶋菜々子、須藤理彩、沢村一樹、杉本哲太、 金田明夫、 清水章吾 他 第3シリーズ、第2シリーズの逆順に見て、最後にこのシリーズを見ましたが、 第2、第3シリーズと比べ少し緊張度もスケールも落ちる気がします。 序盤は天才的な腕を持つ外科医、進藤(江口)が、研修医として来た小島(松島)の指導医をすることになるが、「おれが言えるのは、見て覚えろといことだけ。」と、ろくに指導することもない。小島が、未熟ながらも奮闘する姿を中心に描いているが、盛り上がりに欠ける回が続きます。進藤先生、けっこうとげとげしい変コツな人物だったのですね、最初は。 中盤、重傷を負った犯人と警官の二人が同時に運ばれてきて、進藤先生(江口)が 犯人を先に治療(手術)すると判断し、警官が死亡したことが問題になる。 同僚の坂井先生(杉本)が、警官のほうのレントゲン写真から大動脈損傷の疑いを見落とし緊急度を誤診したためだった。しかし、坂井先生は、外科の副部長への昇進を控えていることもあり、レントゲン写真を差し替えて、事実を隠ぺいし、誤診を進藤に押し付けてしまう。 進藤は日頃の「人を選ばず、命を救うことに全力を尽くす」という態度や、とげとげしい言動を教授らから疎まれていたこともあり、今回の誤診と、植物状態の妻を救命病棟に入院させ私物化しているという点をも問題視されて病院を追われそうになる。 植物状態の妻の転院先が見つからず、進藤は窮地に陥り、かつて商業主義で対立した同級生などにも頭を下げて回るという混乱ぶりを見せる。 ところが偶然に次期総裁候補の大物代議士を死の淵から救ったことと、坂井先生が誤診を告白したことで、全ては白紙となり病院に残ることができた。 このあたりは、「白い巨塔」の病院側とそれに取り入る財前と、理想を求める里見先生との対立に似ている部分もあり盛り上がってきましたが、教授のしうちがえげつなく、そこまでするかというところもありました。 後半、看護師の桜井(須藤)の絶縁状態にあった父親(江守徹)との関係や、進藤の妻、早紀が植物状態から目覚めそうになるところを描く。そんな中で、進藤自身が脳腫瘍と診断され、一刻も早く手術をしないと命に関わると言われるが、進藤は目覚めるかもしれない妻・早紀のために、手術を拒否し続ける。坂井先生や小島、医局長の多田(清水)らは、脳外科の教授にいざというときの進藤の緊急オペを依頼する。 小島が心臓手術の必要な患者を搬送中、停電でエレベーター内に閉じ込められ、そこで患者が危険な状態に陥るという事態が発生。小島はPHSで進藤からの指示を受けながら難しい緊急措置を成功させ、初めて進藤に「よくやった」と褒められる。その直後、進藤が倒れ、脳外科での緊急手術が行われる。 1年後、元気になり引き続き外科医として活躍する進藤と、車イスで微笑む妻・早紀の姿があった。小島は正式に救命救急医として配属され、第一線で活躍する身となっていた。 後半、坂井先生とももとどおりいい関係となり、緊急オペのシーンも多く、第2,3シリーズにつながるところもあり見ごたえはありました。 しかし、沢村一樹が救命には似つかわしくないプレイボーイとして笑いを誘うキャラになっているのですが、ちょっと浮いた感あり。また、最後に何ヶ月も植物状態の妻が奇跡の回復をとげていたりするところがちょっと違和感もありました。 全体としてはやはり、第2,3シリーズのほうが上かなということろです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jun 2, 2007 08:54:22 PM
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