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追憶

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age@ 拾えばいいじゃん べっ、べつにあんたなんかに興味は無いん…
乗らない騎手@ ちょっとは木馬隠せw あのー、三 角 木 馬が家にあるってどん…
うほ@ もう一度見たいドラマランキング 私は・・・ 1ラスト・フレンズ 2ブラ…
Jun 10, 2007
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カテゴリ:映画・TV鑑賞
「手紙」評価3.5(5段階)
出演:山田孝之、玉山鉄二、沢尻エリカ、吹石一恵、尾上寛之、吹越満
監督:生野慈朗

「白夜行」の東野圭吾の原作で、犯罪者の家族への差別を取り扱った作品。
武島剛志(玉山)は、弟を大学に進学させるために日夜仕事に精を出していたが、腰を悪くして働けなくなり、金欲しさに盗みに入り、殺人を犯して服役する。
服役中の兄との絆は手紙であり、直貴(山田)からの兄の唯一の楽しみであり、毎月手紙でのやりとりをする。
 自分のために兄は間違いをしてしまった、決して悪人ではないことは、弟の直貴も痛いほど理解している。それゆえ責めることはなく、手紙を出し続ける。
しかし弟は、兄が犯罪者ということで、仕事についても、成功しかけると差別を受け、腐って仕事を投げ出し、逃げるように転職を繰り返すという状態になり、いつしか兄を恨むようになり、手紙を出すこともやめてしまう。
 そういう直貴の心情を十分理解して、直貴の運命を共に背負って、力になりたいという女性が、沢尻エリカ演じる由美子である。ただ、なぜ彼女が、直貴に近づき、かつそこまで直貴をささえ、苦労をともにする覚悟ができたか、その背景部分が不十分だったように思う。しかも少し自分がささえてやるんだ、というような恩着せがましい女にも見えた。直貴が兄に手紙を出さないようになってから、彼女が代って直貴のふりをして出し続けるなどは、ちょっと行き過ぎではないかと思えるようなことまであった。
 しかし、彼女が直貴のささえになっていたことは間違いない。
 そして最も印象的だったのは、杉浦直樹さん演じる 直貴の就職先のマネージャーの言葉。
 直貴の兄の存在を知った人事部が、営業や売り場から倉庫に移動させたことについて、
「犯罪者や犯罪者に近い者を遠ざけようとするのは、当たり前のことで、そういう差別はあって当然だ。 君は差別から逃げてはいけない。こそから始めることだ。もう由美子さんという存在を作って、そこで生きているではないか。後は1人2人…と君を理解してくれようとする存在を増やしていけばいいんだ。」
 これは泣けました。これがこの映画の主題なのでしょう。
 そして
「犯罪者は、自分の罪だけを考えたのでは足りない。家族や関係者が背負う全ての苦痛をひっくるめて、全部を考えて行動する必要があった。」
 とも言っている。
 そういう意味で、この映画、最も重要な部分を杉浦直樹さんがとっていったな、という感じがしました。
 補足ですが、尾上寛之と山田孝之の漫才シーン、けっこう様になっていて笑えたのは意外。





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Last updated  Jun 11, 2007 01:00:08 AM
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