皮膚組織球腫&嘔吐その後
皮膚組織球腫は、わんこにとって一般的な病気みたいなのでそんなに神経質にはなっていない。が雑菌が入ったり、でかくなりすぎたり、出血したり、な事に注意して日々、様子を見ている。じわっと大きくなっているようだが、今少し様子見である。ただ、塗り薬を塗っても即舐めてしまう。口元なので舐めにくい状況にもかかわらずバニラは、今まで見た事も無い舐め方(かなり無理な舌まわし)で、みごとに塗り薬を一掃するのだ。感心している場合ではないのだが・・・・嘔吐は、あれ以来ない。冷蔵庫に保管していた吐瀉物も廃棄した。(病院での検査用にと)いつも通り、元気だし食欲も大盛だ。「んち」もベスト。なので、あえて病院には行っていない。バニラが一才になるまでは、かなり心配症だったがもうすぐ五才になるバニラの飼い主は少々のことでは、びびらなくなったのだ。が、健康には常々留意はしているつもりだ。以前にも記したが、動物は本来食うか食われるかが日常である。真っ先に狙いをつけられるのは、幼い命、高齢な命そして病や傷を負った命。なので動物は一般的に、食物としての標的になる事を回避するため痛みや苦しみを体や動作で表現しないのだ。おそらく。(やや独断)僕が健康に常々留意する由縁である。僕自身は食物としての標的にはならないのでほとんど、健康に留意しない。ガンは回避しきれないが、それでも毎日、毎日異常がないかと、愛撫するようにバニラの体をなで回している。なかなか、ひた向きにバニラと向き合っているように見えるが今や、日常業務程度の身のこなしで済んでいる。居間で惰眠をむさぼり、キキと台所を覗き込み何にでも首を突っ込み、瞬間でフード完食し面白いことないか、と部屋中を闊歩し放屁をして、慌てて音の出所をさがし(あんたのお尻からや)時々、隙を見て台所に侵入し、見つかると口を舌で舐めながらこそ泥みたいに、慌ててバリケンに逃げ込みバニラが手を僕の腕にのせ引き寄せ、食事、遊び、なめなめ、散歩を要求しそして何より、「いつも、必ずそこにバニラがいる」風景が素敵なのだ。家族、知人、友人、ゆるゆるネットワークとの出会いはもちろん野性のバニラとの出会いも、同時代一回こっきり。みんな、みんな、狂おしいほど大切なのであるのであるのだ。