バンコクでコンサルティング

どこに行っても洪水の話題で持ち切りです。

おはようございます、ウチャラポーンです。
今朝も涼しい風が吹いている気持ちの良い朝を迎えました。
昨晩はここ数日では珍しく小雨が少しぱらつくだけの
雨の無い夜でした。北部でも降雨量は少し減り、ダムに
流れ込む水量も少し減ったおかげで、昨日からダムの
放水量が減少したそうです。山場は今週末から来週前半
にかけてですが、今はもうどこに行ってもバンコク浸水
の話ばかりです。浸水地域がじわりじわりとバンコク
中心部に迫って来ているだけに、皆さん気が気で無い
様です。昨日は夜からの禅道会の練習に何とか間に合い
ました。練習後の自由スパーリングで良い汗を流した
後はいつもの大戸屋さんへ。昨日は最近のお気に入り
大戸屋ランチ（240B）をいただきました。

そしてこちらも最近の定番ワカメ豆腐サラダ（110B)。
ここ数日、水や食料の買いだめが目に見えて激しく
なってきていますが、昨日私の住むアパートにある
レストランが大量にお米と食材を買い込んでいるのを
見掛けました。昨年の暴動で１週間缶詰になった時も
そうでしたが、今回もこのレストランがあれば
どうやら飢える事はなさそうです。有り難い事ですね。

今日のニュースは引き続き洪水関連のニュースを。
観測史上50年に一度と言われる規模の洪水被害に
見舞われているタイですが、日本でも報道されている様に、
日系企業の多く入るアユタヤの工業団地は壊滅的な被害と
なっています。まとめで申し訳ないですが、タイ国内に
3工場を持つトヨタは工場自体に被害は無いものの、部品
が調達できないために生産休止状態となっています。
浸水してしまったロジャナ工業団地に入るホンダは、
工業団地側からの退避命令により生産停止状態に。
他にも東芝やニコンと言った企業が生産休止状態となって
います。（掲載画像はマティチョン紙より）

11日現在の被災地工業団地の状況は、サハラタナナコン
工業団地とロジャナ工業団地が浸水。アユタヤ県内では
バンパイン工業団地とハイテク工業団地が何とか浸水を
食い止めている状態です。
またタイ工業団地公社によると、サラブリ県のケンコイ
工業団地、都内のラートクラバン工業団地、バンチャン
工業団地が浸水の可能性が高いという事です。
（掲載画像はサイアムラット紙より）

ハイテク工業団地に関してはマレーシア系の自動車会社
AAPICOハイテクによると、11日現在も通常通り操業
しており、物流にも問題は無いそうです。
アユタヤ県内を流れるチャオプラヤー川では今日12日から
13日にかけて水位が上がると言う事で、注意が必要です。
（掲載画像はネーオナー紙より）

また物流の拠点となるバンコク港及びラートクラバン港
が、チャオプラヤー川からの水流増加と大潮が重なる
16～18日にかけて閉鎖される可能性が出てきました。
（掲載画像はマティチョン紙より）

被災地域での携帯通信については、浸水被害の深刻な
アユタヤ等で一部携帯電話の基地局が損壊。携帯電話大手
のAISでは移動基地局を配備して対応していますが、
数百万人のユーザーに影響がでている状態です。
（掲載画像はポストトゥデー紙より）

11日早朝現在の交通状況ですが、アユタヤ県内を通る
国道32号線（アジアハイウェイ）では道路が浸水し、
迂回路も激しい渋滞が続いています。昨日堤防が決壊
したナコンサワンでは市街地が浸水し通行できない状態
となっています。北東部行き長距離バスは迂回路を利用
する形で全線運行。鉄道はほぼ全線で運休が続いています。
（掲載画像はバンコクポスト紙より）

昨日のインラック首相の会見によると、バンコク都内が
洪水に見舞われる可能性があるのは13日から18日にかけて。
11日時点で浸水被害を受けているのは、アユタヤ県や
アントン県、パトゥムタニ県を始めとする28県。
7月末から現在までの水害による死者・行方不明者は
273人となっております。（掲載画像はタイポスト紙より）

最後に浸水被害エリア地図より。見事にバンコク都
中心部以外が浸水しているのが良くわかります。
.（掲載画像はGISTDAHPより）

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