皆さん、こんばんは。
9.8.04日記でご紹介したかっぱ顔のH君の続報です。 今日事務所のパーツ在庫の棚卸作業行ったのですが、1日バイトでかっぱ顔のH君に手伝ってもらいました。いろいろ近況を聞くことができとても興味深い話を聞けました。
■祝(???) 日系貿易会社に就職
9月中旬に日系貿易会社の面接が行われ、「ビザのスポンサーになってやるから、もうちょっと英語を勉強しろ」と社長にいわれながらも、かっぱ顔のH君は採用が決まりました。自分でも自信がないと言っていた英語力は問題はあるのかもしれませんが、それでも採用が決まりました。やはり4年間の職歴は就職活動ではとても有利になると思われます。
就職した貿易会社は、アメ車などを日本へ輸出するビジネス。仕事がはじめって2週間が経つのですが、働いてみて会社の内情にがっかりしたそうです。社長はワンマン体質で、毎日のように社員を怒鳴るそうで、社員は皆黙々仕事を行う環境だそうです。社員は入っては長続きせず、人の入れ替わりは早いらしいです。かっぱ顔のH君は自分の選択に迷いを感じているようでした。
■ 職歴を持った人がアメリカで仕事をする悩み
かっぱ顔のH君のようにアメリカで仕事がしたく、日本で仕事を辞め留学を決意する人は多いそうです。ビジネスコースを取ったカレッジの友達でそのような人は結構いたそうです。プラクティカルトレーニングビザを取得後、就職活動した友達は職歴があるためほとんどが就職できたそうです。しかし、仕事をはじめたあと友達と連絡をとると、「ほんとうに自分がこれ(今の仕事)でいいのか」と悩む人は多いそうでうす。
職務経験を求めてアメリカ留学し希望通り仕事をゲットできる人が、なぜ悩むのでしょうか?
H君の学校の友達は、広告代理店を辞めアメリカ留学し、卒業後トーランスにある広告代理店に就職が決まりました。しかし、働いてみると日米の広告のレベルの差にギャップを感じたそうです。その人が求める広告を会社に提案したそうですが、その会社社長はこのようにコメントしたそうです。
「あなたの求める広告は、求める理由も分かるし、レベルも高い。こっちの広告のレベルが低いことも分かるが、ここにはここのやり方や方法があるので、こっちのレベルに合わせてほしい。」
社長がいいたいことは郷に入れば郷に従えということでしょうか。しかしその人にしてみれば、昔と今の仕事を比べると大きなギャップを感じるのではないでしょうか。H君もうちの会社で働いていた当時は、いやでいやで仕方がなかったのに、今の仕事と比べると天職のように思えて仕方がないと言っていました。
アメリカであれ日本であれ、自分の理想と現実にギャップを感じるはずです。留学することは自分の変化を求めていることですから、そのギャップが変化するのは当然だと思います。そのギャップを自分で理解し乗り越えようとしてこそ、成長できるのではないでしょうか。
私も日々悩み葛藤しながら自分と戦っています。皆さん、がんばりましょう!