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テーマ:ヘヴィメタルを語る(672)
カテゴリ:アメリカ生活
5月8日サンディエゴへ行った時、昔のルームメイトブライアン にあった。「サンディエゴに来ているんだよ」とブライアンに連絡したら、会おうということになってオーシャンビーチに住む友達A君の家で落ち合うことになった。 ブライアンとの出会いは、1999年の冬。ちょうど留学し始めて3ヶ月くらいのとき、アメリカ人のルームメイトT君と一緒に住むことになったいきさつはすでに述べた( 2004.08.26 の日記)が、そのとき部屋をシェアすることになったのがブライアンだった。 その当時18歳だったブライアンに初めてあったとき「バンドをやっている」と聞いた。だけど、僕の中で「バンド」というのは、高校あがりでそこら辺でやっているアマチュアバンドのイメージしかなかったが、レコーディングした曲を初めて聴いたときその「思い込み」は誤っていたことに気がついた。 それは、彼のバンド Hornswaggledとの出会いであったし、僕がパンク・メタル系の音楽のとりこになるきっかけとなった。 ■ Hornswaggledとの出会い 日本にギャル語があるように、アメリカでも若者が話す言葉(スラング)がある。日本人でギャル語を理解するのを苦労するように、英語でもスラングはまったく別の言語のように思える。 ましてや、英語すら習得していない外国人(もちろん僕)にとっては、スラングは第3ヶ国語に等しかった。つまり、語学学校の先生が言っていることが分かっても、ブライアンの話すスラングは全く理解できなかった。 ブライアンと知り合ってすぐ、はじめて彼と2人で外出した(今でも忘れない、ブライアンのぼろいトヨタ・カローラ89年でね)。 ブライアンの話を理解することができない。「何をはなせばいいのだろう」と悩んだりしていると、 沈黙がとても長く感じる。英語ができない僕にとって当然血圧があがった。そんな緊張の中、僕を救ってくれたのはHornswaggledの音楽だった。 「僕のバンドのつい最近レコーディングしたCDを聞く?」とブライアンが聞いてくれた。 「もちろん!」 僕としては「音楽がかかっていれば話さなくていい」という安心感が先行したのだが、最初の曲を聴いたときにバンドのクオリティーの高さに驚いた。
まずドラムがすごい。ここまで早くたたくドラマーはなかなかいない。さらに、そのボーカルの声がブライアンの声とは信じられなかった。
■ ロックFMで初放送 サンディエゴのロックFM 91Xに彼らの曲(Help Or Hinderance)がオンエアーされたのは、それから3ヶ月後だった。深夜12時からはじまるパンク・メタル系の番組で放送された。 番組のDJには、すでにCD(Livin' La Vida Lazy)を渡しており、「今度流すよ」といわれてからなかなか流してくれなかった。そこで、バンドのメンバーやその友達が91Xに電話でHornswaggledをリクエストしまくった。 番組がはじまって1時間ほど待たされただろうか、多数のリクエスト努力の結果、無事オンエアーされた。その日にはドラマーのブライアン(G) がうちに遊びにきて小さなパーティをしていたのだが、曲が流れた瞬間僕らは喜んだ。そのときにドラマーのブライアン(G)が僕にいったことを今でもよく覚えている。
あれから5年が経った。残念ながらメジャーデビューの目標を達成していない。ただ、先週ブライアンから最新のレコーディングの曲を聞いたとき、Hornswaggledは着実に実力をつけて来ている。 (長くなったので、続きは明日) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.05.17 15:57:14
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