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カテゴリ:アメリカ生活
アメリカに帰ってきてからテレビや新聞では連日ハリケーン「カトリーナ」の被害の状況について報道している。日本出張のときにも「カトリーナ」の情報は注意深くおっていたが、国政選挙の話題がおおく、断片的な情報しか得られなかった。 ■ 深刻な被害状況 アメリカに帰ってきてからCNNニュース番組を見てみると、カトリーナの被害状況は思ってよりも深刻だった。 子供と離れになり電話連絡するよう呼びかける親、 最近の報道によると、ニューオリンズ市長はニューオリンズだけで死者1万人になる可能性があるとしている。このひとつのハリケーンが2001年のアメリカ同時多発テロ(死者 3000人)をゆうに超える被害をもたらすことになる。 それだけ大きな被害をもたらしたにも関わらず、ブッシュ大統領の対応は遅れてしまった。テキサスで休養中だったブッシュは休暇返上が1日遅れた。 その間、ニューオリンズの人々は、炎天下の蒸し暑いなか、水も食料も薬も電力も家もない状態で政府の助けを待ち続けいていたのだ。巨大台風がくることを知っていながら、逃げるための車もお金も持ってない貧しい人々は生きるためのサバイバル環境で苦しめられたことになる。 ■ ニューオリンズに救済にむかったMさんの旦那 日本にいるときから、 ラスベガス流 流れ生産的結婚式で結婚されたMさんの旦那が気になっていた。彼女の旦那は海軍の海兵隊員だから、もしかしたら援助のため派兵されたかもしれないと思った。 今日さっそくMさんと電話で話したら、案の定復興の任務でニューオリンズに向かったそうだ。最低1ヶ月と言われているらしいが、この現状を考えるとどのくらい延びるかはもちろん分からない。 まだ、まだ生後2週間の赤ん坊を育てなければいけないMさん。突然の旦那の任務で母親一人で赤ちゃんを育てなければならないのだから、その大変さは僕の想像を絶する。 にもかかわらず、Mさんはこういう。 「現地の人々にくらべれば、私のおかれている環境なんて幸せなものよ!」 えらいぞ、Mさん! 自分の生活でいっぱいいっぱいだった頃のMさんとは想像できない、すばらしい発言だ。やはり自分の家庭をもち子供をもつと、人にたいする思いやりが増えるようなきがする。Mさんの優しい心に痛く感動した。 まあ、そんなことはいいにせよ、いち早い被害者救済と復興を願う。
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