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テーマ:ニュース(99465)
カテゴリ:政治・社会・環境
今月のはじめ,北米トヨタのセクハラ訴訟は世間を騒がせた.総額で1億9000万ドルという損害賠償の請求額はすごい. セックスを女性の前でどうどうと話す日本の職場環境だが,男性社員がいったんアメリカにくるとたびたびセクハラで問題をおこす.これまでも多くの日本企業がセクハラで訴えられたのだが,アメリカは女性の権利ががっちり守られているので,セクハラにかんしてはきっちりわきまえないと,今回のような問題を起こすことになるのだ. さて,興味深いのは,この北米トヨタの大高英昭社長がいったいどんなセクハラをしたかだった.いろいろ記事をさがしていたら,ビジネスウィーク(5月22日号)で訴えた小林(Kobayasi Sayaka)さんの記事が掲載されていたので,1億9000万ドルのセクハラ(小林さん側の主張)の経緯を紹介しよう.
とこんな経緯だが,ようするに大高社長は「俺の愛人になれ」と迫っていたということだろう. この1月から5月までは,おそらくすさまじい交渉がトヨタと小林さんとの間でおこなわれていたのだろう.通常は,世間を騒がせないよう示談で済ますのだけど,さすがのトヨタも1億9000万ドルまでは払えなかったのだろう. その真相は裁判で明らかにされるとして,ひとつの教訓は,北米社長までに駆け上がった人生は,ひとつのモラルの欠陥で地位と名声を失ったということだろうか. お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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