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カテゴリ:小説
小学生の主人公と、その父親の奇妙な逃走(闘争?)劇。
母親に何かを要求しながら、当てもなくさまよう父につれまわされる娘が滑稽で、心理描写がうまくできていると思いました。 徐々に話しは核心に近づいていき・・・ というところで、読み手としては「ここまできたら逆に要求内容が分からない方が面白いのでは?」と思わされました。 すると、こちらの声を聞き取ったかのように、物語はぷっつり普通に終わります。 角田光代さんの作品に多い「(第三者から見て)不幸な女」が登場せず、子供にも安心して紹介できる作品だと思います。 キッドナップ・ツアー お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年10月18日 16時14分03秒
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