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テーマ:食べ物あれこれ(49804)
カテゴリ:その他の話題
私は自他共に認めるイタ公だからイタリアの食べ物はなんでも好きだが、和食も大好き。そのなかでもうなぎの蒲焼きは大・大・大好物なのだ。
東京・野田岩の濃厚なタレでいただいてもよし、銀座竹葉亭のわさび醤油でいただく白焼きもまたよし。肝焼き・肝吸い・骨せんべいと、うなぎはその全てをおいしくいただけて、しかも非常に栄養に富んでいる。江戸時代から夏の栄養食と言われる由縁である。 しかし、近年巷で簡単に口に入るうなぎの大半は台湾・韓国・中国からの輸入物だ。国産は価格面で太刀打ちできず、国産養殖物は輸入物の倍近い価格だ。さらに国内の自然環境悪化のため天然うなぎは減少の一途を辿ってきた。 東京・野田岩では国産天然物を使用した蒲焼きは「時価」であり、値段が明示されていない。聴いたところに寄ると5千円から7千円くらいらしい。通常の国内養殖物の倍だ。 スーパーなどで千円程度で安売りされている物はまず間違いなく輸入養殖物。これらは残念ながら国産物に比べて身が軟らかすぎ、しかも変に脂っぽい。味的にもかなりな大味で、タレの味で無理矢理「蒲焼き」に仕立てている感じなのだ。 で、本題。通常コンビニや弁当屋で売られているうなぎやうな重は先ず間違いなく輸入物を使ってきたのだが、この夏異変が起きている。今夏の「どようの日」にあわせて各コンビニが競ってうな重を売り出しているが、これが皆「国産」を謳っているのだ。 例えばローソンでは「愛知県産」と銘打ってうな重が1500円程度。コンビニで売る商品としては相当高価だが、国産養殖物を使用しているにしてはかなり安い。他のコンビニでも似たような価格設定だ。一体何故このような価格設定が可能になったのか。突然国内養殖物の生産量が飛躍的に増大したのか? そんなことはあるまい。察するに、これはいわゆる「北朝鮮産しじみが国産に化ける」手法と同じなのかも知れない。今やしじみは国内では殆どとれないから輸入に頼っているのだが、何故か国内では「国産」表記が圧倒的。これは何故かというと、北朝鮮や中国から輸入してきたしじみを国内の養殖地に一時的に寝かせれば、現行法ではその後「国産」と表記してよいことになっているからなのだ。 今夏の「国産うなぎ」の大増産は、この方式を取り入れているのではないか?どこからか輸入してきたうなぎを(ローソンの場合は愛知)の養殖場に一時寝かせ、その後国産として出荷しているのではないか。 もしそうだとしても法律的には問題ない。しかし、「国産」を信じて購入する消費者は、(もし私の推理が正しいとすれば)そのからくりを聞いてなおそのうなぎを「国産」と思えるだろうか。 「うなぎ」は国産と輸入物では明確な味の差がある。だからこそ売り手は「国産」の表記を使えば有利に販売できる。しかしその表記の裏にからくりがあるようでは、消費者は喜ぶまい。そのあたりを明確にして販売するべきだと思うのだが・・・ もちろん、稚魚から育てた本物の国産であれば何の問題もないわけですが・・・ ああそれにしても蒲焼きは美味しい!! やはり静岡産は美味しいですね 本場の味!浜名湖みます屋特選うなぎ蒲焼用(大)5本 白焼きもいいですなぁ 浜名湖うなぎのあいかね特上うなぎ白焼き4匹セット送料無料 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年07月15日 22時07分59秒
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