クラシック音楽は素敵だ！！

　極楽とんぼの山本圭一が１７歳の少女と淫行したという事件で世間の注目を集めまくっているが、個人的には山本一人に対するパッシング一辺倒のマスコミ報道に非常に強い違和感を感じている。

　事件が報道されるまで私は山本圭一が加藤浩次の相方とは知らなかったし、山本本人の顔も知らなかったので個人的なファンであるとかの感情は一切ない。それにしても事件発覚以来の山本へのパッシングは異常である。

　欽ちゃん球団の試合の関係で滞在した札幌で、１７歳の少女を含む四人組と酒を飲み、その後その少女と淫行に及んだという事件。少女は１８歳と自称していたらしい。もちろん淫行に及んだ山本の罪は罪だ。しかし山本だけが悪いのか？ナンパされて一緒に酒を飲んだ少女側にはなんの問題もないのか？

　詳細な経緯は明かされていないが、四人組の女性が山本を含む男性達と酒を飲んで騒いでいたことは確かなようだ。そしてお互いに酔っぱらって行為に及び、翌日には親と一緒に山本を訴えたらしい。おいおい、これってなんかまるで美人局じゃないの？だって本人は１８歳だと言っていたんでしょう。一緒に酒も飲んだのでしょう。酒を無理矢理飲まされたわけではないのでしょう。

　それなのに、まるで山本一人が極悪人のように報道される。吉本を首になり、コンビは解散。もう二度とあの世界で働くことは出来ないだろう。それどころか、まとまな職につく事も出来ないだろう。

　山本は少女に暴行した、という報道もあるが、それならば警察は強姦罪での逮捕をしただろう。しかし逮捕もされておらず、今に至るまで任意の事情聴取だけなのだ。企業は逮捕されていない人間を解雇した場合、逆に人権侵害で訴えられることもある。吉本の行動はあまりにも性急すぎなかったか？
　
　吉本の釈明の中に、山本は「反社会的」行為を働いたとある。「反社会的」という明確なカテゴリーは存在しないが、一般的には相当過激かつ危険な暴力行為や犯罪行為を指すものだろう。
　自分で１８歳だと年齢を偽り、一緒に酒を飲んだ相手に訴えられた男の行為は「反社会的」とまで言われなくてはならないほど危険なことだったのだろうか。

　ことは一人の芸人の芸能生命を断ち、その人生までも激変させた。確かに本人にも罪はあるだろう。しかし相手には一片の罪もなく、全て山本が悪いのだろうか？ニュースを伝えるＴＶのワイドショーなどでそうした点を指摘したり調査していた所は全くなかったと思う。

　逮捕もされていない人間を一方的に極悪人に仕立て上げた、正義面したマスコミのいやらしさに今更ながら強い嫌悪感を覚えざるを得なかった。