テーマ:天然石のある生活(460)
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東京は3日ぶりのいい天気でした。
不思議なもので、天気が悪くて写真が撮れないとなると、 逆に「あの石を撮らなきゃ」「ああすればもっときれいに撮れるかも」 ……と、写真意欲が高まるのです。 そんなわけで、 晴れた! 撮るぞ! とがんばった成果はなんと150枚。 デジカメで良かった……。 (150個ではないので念のため) おかげでネタには事欠かない日となりました。 最初はネフライトのブレスでも……と考えていたのですが、予定変更。 昨日がラブラドライトだったのでこの石にします。 「あれ? 同じ石」……と思われた方。 正解です。 昨日のピンク・ラブラドライトの隣にいた石です。 何故同じ石を取り上げるかというと、 この石がお気に入りラブラドライト第1号だからです。 ラブラドライトを話題にするならコイツを忘れてはいけません。 実を言うと、私は長らくラブラドライトにあまり興味がありませんでした。 水晶のように結晶の形を持たない石だからと言うだけでなく、 さほど美しいと思わなかったのです。 今になって思うと、この石に出会うまで「透明度の高いラブラドライト」を知らなかったせいかもしれません。 普通、ラブラドライトの(輝いていないところの)色と言えば、 緑がかった灰色というか、カーキ色というか、とにかく冴えない渋い色です。 ところがこのラブラドライトは、写真左に写したように金色に透けるのです。 メキシコの方では「ゴールデン・ラブラドライト」と呼ばれる 淡い金色で透明、虹色の光を持たないラブラドライトが採れますが、 この透け具合を見ると、なるほど、あれもラブラドライトかもと思えてきます。 もちろん、写真の石は右側のように輝きます。 ブルー・ムーンストーンのように、透明な石の中に青い光が浮かび上がるのも不思議ですが、 金色の石に青い光はもっと不思議。 その不思議さ加減にノックアウトされたというわけです。 それだけではありません。 もう一枚写真を載せちゃいましょう。 地の透明感のせいか、反射する光も石そのものもどことなくまろやかで、 「光のしずく」という感じなのです。 珍しさこそ、ピンク・ラブラドライトに譲りますが、 輝きも石の美しさも、未だにこの石がベスト・オブ・ラブラドライト。 しかも中にはヘマタイト(たぶん)の細かい破片が散っていて サンストーンの要素を持っているうえ、 レインボーも出るというおまけ付きです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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