WEBの仕事ですが、雑誌でいう表紙をつくるために写真を選んでいるんですが、ここ数日、エジプトのデモ強制排除、ではたくさんの方がなくなられてつらいものがあります。日本では遺体の写真は出せないのだけれども、選ぶ私は沢山の遺体の写真を見なければならない。昨日はそれで帰ってからもフラッシュバックしてきて眠れず・・・。気持ちの悪いものがありました。ただ、こういうときには何かがある。遺体が気持ち悪いのではなくて、釈然としない、何かがある、と勘ぐった。翌日知ったのは、大多数の写真はムスリム同胞団=前エジプト政権側が出している写真ということ。前政権は反シリアで国境を断絶しようとしていた。その支援者たちが、今また暴動を起こしている。アラブの春、から 市民vs権力者という短絡的な構図にいかにも騙されてしまいそうだけれども、絶対に何か裏があるのでは勘ぐる。背景でこうした市民を扇動する何か。国際の金融的な側面・政治的な側面と絡めて見ていくと、そんな短絡的な構図ではないことにも気づく。と整理していくと気持ちの悪いものもすっきりしてきた。予断の許さない世界情勢。日本が挑発にのって戦争に向かってしまったように、やはり賢く見極めることが必要なのだとこの度も思いました。
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Last updated
2013.08.19 02:13:06
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