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東京今昔物語  (写真の世界 http://wakowphoto.world.coocan.jp/ より)

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2020.07.01
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カテゴリ:カテゴリ未分類
靖国神社は明治天皇と極めて縁の深い神社です。と言いますのは、明治天皇が維新の討幕を終えたとき、江戸城の西の丸で戦没者のため招魂祭を執り行いましたが、それが靖国神社誕生のきっかけとなったからでした。東京が日本の首都と決まると招魂祭のための神社、東京招魂社が明治2年(1869)創建され、明治12年(1879)明治天皇によって靖国神社と改名されたのです。

日本古来の神道では自然の山、海、川に神々が宿るという信仰ですから、私たちが住む土地にも鎮守の神が存在し、その神はそこに住む人々を守っていると考えました。そして鎮守の神が守護する地域に住む人々は氏子(うじこ)となり、年初の初詣をはじめとして、秋の収穫感謝祭、子供の七五三祝いなど鎮守の神に感謝の祈りを捧げてきました。

しかし、靖国神社は鎮守の神社とは全く性質を異にしています。創立の目的が天皇のために戦って命を落とした人の霊魂を鎮めるため創建した神社であり、祀られる祭神は国のために戦って命を落とした一般の国民であり、国家の象徴である天皇陛下が戦死した国民のため鎮魂の儀式を行う神社なのです。

靖国神社に祭られた祭神は、先ず明治維新達成に貢献した志士たちでした。幕末に国事に倒れた志士の霊を慰めようと、文久3(1863)年、京都の東山の霊明社と祇園社(八坂神社)でひそかに招魂の祠(ほこら)を建てたのが靖國神社のルーツをなすと言われ、その祠は昭和6年に靖国神社に奉納され、元宮となっています。本殿の左側、回廊外側の小さなお社がそれです。
(写真1)

次いで、明治政府発足以来、外国との戦争で命を落とした軍人等が靖国神社の祭神となりました。それは国運を賭けて勝利した日清戦争、日露戦争に従軍した祭神たちであり、敗戦に終わった太平洋戦争に従軍した祭神たちです。靖国神社には内戦の戊辰戦争から太平洋戦争までに戦死した兵士たちが祭神として祀られているのです。

参拝者は靖国神社の正門である神門をくぐり拝殿に進みますが、そのとき神門の門扉に金色の十六弁の大きな菊の紋章が飾られているのに気づく筈です。この菊の紋章はパスポートの表紙に国章として使われているので馴染みのある紋章ですが、これは皇室の紋章なのです。神門の紋章は、ここが天皇陛下の「屋敷」という意味を表しています。靖国神社は、天皇陛下と国民を結びつける絆の場所であることを示しているのです。
(写真2)

靖国神社の拝殿には毎日多くの参拝者が訪れていますが、彼らは祭神の縁者だけではありません。国を外敵から守るため戦死した兵士の霊たちの功績を称え、そのお陰で今日の自分たちがあるのだと感謝する思いで参拝に訪れている人々です。靖国神社は、国土と文化を守るために戦死した死者たちと、現在の生者たちが交流する場所でもあります。
(写真3)

欧米諸国を始め大抵の国では国のため戦って命を落とした兵士のため、その功績を称え、霊を慰める墓地を国内に創設しています。米国のアーリントン墓地は南北戦争という内戦の戦死者から始まり、第一次世界大戦、第二次世界大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争等数多くの戦争に参加した米国人戦死者が埋葬されています。内戦の犠牲者をも埋葬し追悼する点で、アーリントン墓地は靖国神社に似ています。

太平洋戦争が敗戦に終わったため東京裁判で戦争犯罪人と認定された一部の日本軍人を靖国神社に招魂したことを否定する議論が起きていますが、厳密言えば靖国神社の祭神になる資格の有無は天皇陛下が決めることです。日本軍人が国に尽くしたか害を与えたかは、敵国が決めるものではなく、日本人が決めることでしょう。

況して東京裁判は国際法に基づいて行われたものではなく、占領軍の最高司令官であったダグラス・マッカーサーの特別宣言書に基づいて設定され「極東国際軍事裁判」で決められたことであり、裁判という形の占領行政行為によって戦争犯罪人と称されたに過ぎません。

敗戦の責任を執って終戦直後に自害した軍人は靖国神社に合祀されていませんが、彼らを合祀するか否かも改めて判断すべきなのです。その判断は天皇陛下の意思に沿ってなされるものです。なぜなら靖国神社は、天皇のために戦って命を落とした人の霊魂を鎮めるために創建されたのですから。
(以上)
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写真1 京都から移築された元宮



写真2 菊の紋章のある神門


写真3 拝殿前に並ぶ参拝者たち





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Last updated  2020.10.01 15:19:00
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