わくわくＢＯＯＫランド　今日の一冊

昨日

『三木谷氏「安心ブランドを促進」 未着商品の代金を100％補償、楽天が全会員向けに開始』

でも書きましたが、早速楽天市場のトップページにも

楽天だから、安心！安心！

サービスも「安心」もますます拡大！



な～んてバナーまで出ているけど、この「楽天安心ショッピング宣言！」を読んでみたら、安心ではないですね。

しかも大事なことは「楽天あんしんショッピングサービス詳細の規程はこちら」を読まないと分かりませんし、どうして大事なことをもっと明確に記さないんでしょうね、楽天っていうところは！

その「楽天あんしんショッピングサービス規程」ですが、

第2条（補償金を支払わない場合－商品に関連する事由）
当社は、利用者が購入した商品が次の各号に該当する場合、利用者に対して補償金を支払いません。また、サービス・役務については、補償金支払いの対象となりません。
（1） 自動車、オートバイ、モーターボート、航空機、ヨット、船舶
（2） 手形、小切手、印紙、切手、商品券、旅行券、乗車券、テレホンカード、プリペイドカードその他の金券類
（3） 貴金属、宝飾品、書画、骨董品、彫刻その他の美術品
（4） 不動産
（5） 景品、プレゼント、その他商品価格が設定されていない商品

とありますが、パチモンの腕時計やアクセサリが堂々と販売され、かつて偽物ブルガリキーリングなど、偽ブランド品も販売されていた楽天市場らしく、上記の補償金を支払わない場合を読むと、抜け道がちゃ～んと用意されているというわけですね。

というか、比較的高額といえる貴金属や宝飾品にこそ５０万円までの補償は付けるべきでしょうし、これで大きく「安心」なんて表記しているんですから、誇大表記といってもいいんじゃないですかね。

結局、楽天の姿勢というのはこれまでと変わらず、「楽天サイトご利用上のご注意」の中にもハッキリ記されているように

楽天サイトは、お客様に取引の「場」を提供するものです。お客様が楽天サイトを通して行う「取引」（お買い物、旅行・宿泊・ゴルフ等の予約、オークションへの参加、プレゼント応募、各ショップへの資料請求・問合わせ、掲示板の利用等をいいます）はすべてお客様と「サービス提供者」（ショップ、オークションの出品者、宿泊施設またはその代理店、提携ゴルフ場、楽天広場内のホームページ開設者等、取引の対象となる商品またはサービスを提供する者をいいます）との間で直接行っていただくものです。当グループ各社は、取引の当事者とはならず、取引に関する責任は負いません。したがって、万一取引に関してトラブルが生じた際には、お客様とサービス提供者との間で直接解決していただくことになります。

というような態度で、トラブルや問題、詐欺被害も放置するということなんでしょうが、本当に「安心」を謳い文句とするならば、その安心できる体制を整え、企業としての責任も果たした上でやってもらいたい。

それと、「楽天安心ショッピング宣言！」のページで、楽天オークションも一緒に載っていますが、何度もここで書いてきているように、補償制度はこの楽天オークションではありません。

また、このページ上にも「楽天あんしんショッピングサービス」について

※ 楽天市場ショップでのショッピングのみが対象となります。

として、オークションは対象外であり、楽オクでの返品詐欺、郵便トラブルなどの数多くの問題点については一言すら触れられておらず、『オークション初心者の方でも、「楽天あんしん取引」ならあんしん、あんぜん！』なんて勝手な説明を楽天は書いていますが、危険なオークションであるのは全く変わらず、どうも見ていると初心者を騙したような説明表記にはウンザリしてきます。