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カテゴリ:今日の一冊
元キックボクサーの潤平は、同じ職場に入ってきた美祈に一目惚れするが、彼女は新興宗教「サダイの家」に関係していた。一方、男の首なし死体が発見され…。疑いなき信仰心に警鐘を鳴らす長編。『小説すばる』連載を単行本化。 東京・五日市署管内の路上で、男性の首なし死体が発見された。刑事の鵜飼は現場へ急行し、地取り捜査を開始する。死体を司法解剖した結果、死因は頸椎断裂。「斬首」によって殺害されていたことが判明した。一方、プロのキックボクサーだった河野潤平は引退後、都内にある製餡所で従業員として働いていた。ある日、同じ職場に入ってきた有川美祈に一目惚れするが、美祈が新興宗教「サダイの家」に関係していることを知ってしまい……。 本書は、首なし死体と新興宗教団体の関連から広がっていく事件を描いた作品。著者独特のノワール感があり、スリルとサスペンスが続く展開はエンタメとして読み応えがありました。 【満足度】 ★★★★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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