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March 29, 2011
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僕自身が活字中毒であるというのは、当ブログのタイトルからも分かるかと思いますが、これまで数多くの本やコミックを読んできていますが、その中でも強烈に印象に残る作品というのがあります。

その中でも、確か僕が専門学校に通っていた時だったように思いますが、当時『週刊少年ジャンプ』で連載されたマンガに『飛ぶ教室』(ひらまつつとむ)という作品がありました。

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この作品は、埼玉県の小学校を舞台として、一部の小学校にのみ試作として作られ、その小学校の校庭に設置されていた核シェルターのおかげで核戦争を生き延びた小学生達が、学校での共同生活によって核の冬に襲われつつある過酷な世界を生き抜こうとする姿を描いた作品。

連載当時は冷戦の最中ということもあり、近未来としての物語設定で、物語の舞台ともなっている埼玉第八小学校の校庭には、関東に10箇所のみ作られた民間の試作シェルターの1つである8号シェルターがあり、そのシェルターに偶然近くに122名の生徒と、6年2組の担任である北川先生のみが生存することができたというところから、物語は始まります。

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偶然、核シェルターで難を逃れた122名の生徒と、唯一の大人の北川先生でしたが、北川先生は避難の際に、天井が崩れ、そこにいた生徒を守るため、怪我をし、その天井が崩れたことで、放射能を浴びてしまいます。

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しかし、北川先生は子供達を安心させ、不安にさせまいと、自分が放射能を浴びたことを隠し続けます。

1ヵ月シェルターで過ごした後、外の放射能濃度が下がり、ようやく子供達が外へ出てみると、そこは全てが荒廃した世界。

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北川先生は寝込んだ状態で、子供達は学年が小さい子供達を不安にさせないため、6年生が中心となって、学校での共同生活を始め、街のデハートや商店などから、放射能で汚染されていない密封された食料や水を探し出しサバイバル生活をしていく。

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……というような物語のマンガなのですが、内容はシリアスであるものの、絵柄がどちらかというと柔らかいタッチの絵柄でもあり、複数の感動的なエピソードも交え、単なる終末物語になっておらず、むしろ感動的なコミックといえる内容です。

子供達には次から次へと苦難が襲ってきて、食物や水を求め命がけで危険な廃墟に乗り込んだり、亡くなってしまった肉親との再会があったりもしますが、子供らしいエピソードも満載で、核を扱ったマンガとしては『はだしのゲン』などもありますが、むしろこの『飛ぶ教室』の方が、悲惨さが強調されすぎておらず、大人が読んでも子供が読んでも感動できるコミックです。

ただ、この『飛ぶ教室』はコミックで全2巻が、かつて少年ジャンプ・コミックスから出版されましたが、現在は絶版となっており、古書店などで、たまに見かけますが、入手が難しいコミックでもあります。

その『飛ぶ教室』は、手放したくないコミックの一つでもあり、僕自身は持っているのですが、東日本大震災が発生した今だからこそ、多くの人に読んでほしい作品で、復刊を希望しています。

ちなみに、御存知の方もいるでしょうが、絶版や品切れ本を投票で復刊させるという、読者参加型のリクエストサイトに「復刊ドットコム」というサイトがあります。

この「復刊ドットコム」の復刊リクエストにも、上記で紹介した『飛ぶ教室』があり、復刊投票を受け付けています。

読んでみたいと思う方、こうした内容のコミックを復刊してほしいと思う方で、この本の復刊活動にご賛同の方は、下記のリンク先より、リクエスト投票をお願いします。

『飛ぶ教室(ひらまつつとむ)』復刊リクエスト投票





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Last updated  March 29, 2011 02:01:23 PM
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