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カテゴリ:今日の一冊
戦国時代の終焉で、劇的な経済発展をし、多様化・細分化していった江戸時代のあらゆる階層の働き方を丁寧に掘り起こしながら、仕事を軸に江戸時代を捉えなおす。『賃金事情』連載を再構成し新書化。 常に変化を求められながら、同時に変わらなさもあると感じる私たちの働き方。そもそも現代日本人の働き方の源流はどこにあるのだろうか。明治時代、産業革命以降の資本主義の流れのなかで形成されていったと見る向きもあるが、戦国時代の戦乱から解放され、おおいなる社会的・経済的発展や貨幣制度の成熟を背景に、多様化・細分化していった江戸時代の労働事情が、その源にあると本書では考える。当時の社会を形作ったあらゆる階層の働き方を丁寧に掘り起こしながら、仕事を軸に江戸時代を捉えなおす。 本書は、江戸時代の仕事の実態について身分別に詳しく紹介し、働き方の江戸時代の実態に迫る一冊。戦国時代の終焉で、劇的な経済発展をした江戸時代の多様化し細分化した労働環境の変化については参考になるところも多く、当時の福利厚生についても中々興味深かったです。 【満足度】 ★★★★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 9, 2024 07:23:16 PM
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