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カテゴリ:今日の一冊
尾身茂、押谷仁、西浦博…。国家の命運を託された感染症専門家たちは、顕彰されることもなく、姿を消した。彼らは当時、何を考え、そしていま何を思うのか? 失われた「コロナ3年間」の真実に迫る。 国家の命運を託された感染症専門家たちは、顕彰されることもなく、姿を消した。彼らは当時、何を考え、そしていま何を思うのか?気鋭筆者の弩級ノンフィクション。 本書は、政権と世論に翻弄されながらコロナ禍の危機と戦った感染症専門家たちの観察を続けたドキュメント。家族や自身を危険に晒し、研究者としての輝かしい評価を犠牲にしてまで、危機と向き合った彼らはなぜ蹴りだされるように国家の中心から去ったのかがまとめられています。コロナ対策にあたって登場した、政治家・官僚ではない専門家たちと、政治家・官僚たちによる駆け引きや綱引きなど、専門家と政府との関係に焦点を当てて、危機を冷静に分析すべき専門家が便利に使われてしまう姿を追った内容は、改めて政治の在り方を考えさせられる一冊でした。 【満足度】 ★★★★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 10, 2024 07:29:39 PM
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