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カテゴリ:今日の一冊
背負っている食料は米と調味料だけ。河原で野営し、鹿を撃って食いつなぐ。サバイバル登山家が、愛犬を連れて、宗谷岬から襟裳岬まで、晩秋の北海道南北分水嶺700kmをまる2か月かけて歩き通した旅のドキュメント。 この旅で50歳を迎えたサバイバル登山家が、現金もクレジットカードも持たず、愛犬ナツを連れて、宗谷岬から襟裳岬まで、晩秋の北海道南北分水嶺700kmをまる2か月かけて歩き通した。背負っている食料は米と調味料だけ。河原で野営し、おかずは鹿を撃って食いつなぐ。新雪の大雪山系を越え、さらに日高山脈を南へ。著者のサバイバル経験の集大成とも言える旅のドキュメント。 本書は、装備や食料をできるだけ持たずに長期間山を歩く「サバイバル登山家」として知られる著者が、現金やクレジットカードを持たず、愛犬ナツと共に稚内市の宗谷岬から、日高管内えりも町の襟裳岬まで北海道分水嶺を約2カ月かけて歩いたドキュメント。緊迫する命のやり取りから、時折出会う地元の人との交流まで、淡々とした筆致が旅の過酷さを際立たせており、道内各地のエピソードも興味深かったです。 【満足度】 ★★★★☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 13, 2024 06:43:54 PM
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