[社員旅行のこと]の記事一覧 | 無垢の木材で造作材を作る枠屋の日記

スパリゾートハワイアンズを４０年前に作った人は大したものだ。

十数年ぶりにスパリゾートハワイアンズへ行ってきました。映画「フラガール」人気もあり、２月の日曜の晩だというのにホテルハワイアンズは満室。夜のポリネシアン・フラダンスショーには１０００人くらいの観客がつめかけました。今朝、ホテルハワイアンズの展望大浴場に朝風呂に入りに行ったら大混雑。こんな朝風呂は初めてです。しかし、４０年前に常磐ハワイアンセンターを作ろうと考えた人はすごい人ですね。それが４０年後の今日まで続いていることもすごいなと思います。フラガールのヒットを記念して、ウォーターパーク館内に昨年１１月に作られた「フラ・ミュージアム」を見てきましたが、フラガール初代リーダー（映画「フラガール」久美子のモデル）が東京で普通のＯＬをしていて、忘年会で習っていたダンスを踊ったら当時の常磐炭鉱の常務に「フラガールになってくれ」と言われて本当に初代フラガールのリーダーになってしまったという実話が展示されていました。オイルショックのときには暖房費が削られて「アラスカセンター」と呼ばれたそうですし、ハワイアンセンターにも苦難の時代がありました。昭和５０年代のハワイアンセンターは結構バカにされていた向きもあったと思います。転機は常磐自動車道の開通でした。開通にあわせて、スプリングパークを増設してスパリゾートハワイアンズと名前を変えてからは客の入りも復活してきたそうです。そこへ「フラガール」の大ヒットが重なり、閑散期の日曜日に満員御礼になるくらい人が入るようになりました。もちろん、旅行代理店に対する営業もしているでしょうし、自前でバスをあちこちへ運行して客を集める努力をしていることも、この客の入りに反映しているのでしょう。でも、一番の売り物は昔も今もかわらず、フラダンスショーです。ヤシの実や、バナナは飽きられても、フラダンスショーは飽きられるどころか、ますます多くの人を集めている・・・本当に大したものです。創業者も、こんなに長くフラダンスショーが続くとは思っていなかったのではないでしょうか。長く続いている一番の理由は、「出演者が一生懸命に踊る姿が共感を呼ぶから」なのかなと感じました。常磐ハワイアンセンターとほぼ同じころ開業したのが、別府温泉のスギノイパレスです。温泉を生かして大温室に熱帯樹を植えたところはよく似ていますが、それだけでは飽きられてしまいます。杉の井ホテルが一度倒産して、経営が変わってからはだいぶよくなったようですが、もし別府へ行く機会があったらスギノイパレスを見てみたいですね。

登別温泉　登別グランドホテルで宴会。

２日目の宿泊先は登別温泉登別グランドホテルでした。登別グランドホテルは昭和13年創業で、昭和天皇・皇后両陛下も宿泊したことがあり、「登別の迎賓館」といわれていたそうです。本州でいうなら、赤倉観光ホテルや上高地帝国ホテルのような存在だったのでしょう。今は鉄筋コンクリートづくりの大型ホテルになりましたが、３階宴会場へ行く途中にある、ホテルの歴史に関する展示や、客室に置いてあった開業時のパンフレットを見ると、歴史を感じます。夕食前に、温泉街へ散歩に出ました。羊が丘展望台で耳栓の話をしたので、コンビニで耳栓をさがしたのですがセイコーマートやセブンイレブンには耳栓がなく、３軒目のコンビニでやっとイヤーウィスパーを見つけました。これで今晩も安心と思っていましたが後で鞄の中を見たら、以前使った耳栓が入っていました・・・。せっかく外に出たので、地獄谷へ行って噴煙を見てきました。登別へ来るのは３回目ですが、過去２回は地獄谷を見ていなかったので地獄谷を見たのは今回が初めてです。硫黄の匂いがたちこめる地獄谷を見ると、「ああ、温泉に来たんだな」と思わずにはいられませんでした。宿に帰って夕食、そして宴会。当社の宴会は比較的静かなほうなのですが、その中で、総務部の酒井さんと星野さんがアトラクションとしてパラパラをやってくれました。社員旅行の準備をする中で練習してきたそうです。本当にご苦労様でした。夕食にはこのホテルの名物であるビーフシチューも出ました。創業当時から変わらないレシピで作っているそうです。後で知ったのですが、登別温泉の他のホテルがビーフシチューを出すときは冷凍食品を使うのですが、グランドホテルは手作りのビーフシチューを出すそうです。宴会後は大浴場へ。ローマ風呂の形は開業当初の形に近いそうです。これも歴史を感じさせました。中央の大浴場は食塩泉でよく温まると書いてありましたが、その通りでした。もちろん、露天風呂もありました。大きくて清潔でした。入浴後、すぐに寝てしまったので、翌朝は４時半起床。既に何人かは起きていて、朝風呂に入りに行ったら昨日と違う浴場でした。深夜に男湯と女湯を交換するそうです。AM6:30から朝食。本来、このホテルでは朝食はAM7:00からですが、出発が早いのでお願いしてAM6:30にしてもらいました。AM6:30にはほぼ全員が集合。当社の社員は皆、朝に強いですね！朝食はバイキング形式。今年4月にリニューアルしたばかりだそうです。ノボテル札幌よりも、種類も味も文句なしに上でした。私個人としては麦とろご飯があったのがよかったです。あえて苦言を呈するとすればカウンターの下に皿があるので、皿の位置がわかりにくいことですね。「皿はカウンターの下にあります」と書いてもらえるともっといいのですが。朝食会場のグランドホールは広いので、窓際にある奥の席まで移動すると外が見えます。既にクマ牧場へ行くロープウェイが動いていて、ロープウェイを見ながら朝食をとりました。もし、登別グランドホテルに宿泊することがあったら、少々遠くても窓際の席で朝食をとることを勧めます。

小樽で菓子を買う。

札幌をあとにして、札樽道に乗り、小樽シーポートマーケットで昼食。団体用のレストランは、中国人でごった返していました。バス駐車場を見ると、私たちが乗ってきたバス以外は全部中国人か韓国人のツアーバス！トップシーズンとはいえ、すごいですねえ。ここはソウルか上海か？と思えるくらいでした。商売柄気がついたのですが、小樽シーポートマーケットの１Ｆの化粧梁は木目模様のビニールクロスを貼ったものでした。結露の関係があって鉄骨やコンクリートをむき出しにはできないのでしょうが、それにしても、木目模様のビニールクロスを見ると、がっかりしてしまうのは私だけではないと思います。昼食を終え、バス駐車場の前で待っていたら、乗用車が目の前で停まって、「石原裕次郎記念館はどこですか？」と道を尋ねられました。すぐ近くだったので、「この道のつきあたりですよ」と答えましたが、実質、初めて行った街で道を尋ねられるとは思いませんでした。浅草橋の近くでバスから降ろしてもらって、小樽市内で自由行動。温度を見たら27.5度ありました。でも、湿度が低いのでさほど暑さは感じません。浅草橋にある観光案内所で地図をもらったら、地図にボールペンで印をしてくれて、"here" と言われました。そんなに外国人に見えますかね・・・。小樽運河の横を歩き、北一硝子で醤油挿しを見て、お菓子屋さんでお土産を買いました。私が買ったのは六花亭　まくら木北菓楼開拓おかき（昆布しょうゆ）そして、ルタオのロイヤルモンターニュ（紅茶チョコレート）です。開拓おかきとロイヤルモンターニュはガイドさんに薦められました。六花亭と北菓楼は隣接しています。ルタオはメルヘン交差点に面していてこの３軒はすぐ近くです。帯広の六花亭と砂川の北菓楼が隣り合わせというのも面白いですね。知らない人は皆小樽のお菓子屋さんだと思うかもしれません。北菓楼の開拓おかきは、昆布しょうゆ味のほかにも帆立味、秋鮭味、いか味があるのですが味によって添加物の入れ具合がかなり違います。帆立味は濃厚ですが、添加物が多いのでおすすめできません。一番添加物が少ないのが昆布しょうゆ味でした。六花亭はバターサンドしか知りませんでした。店の壁に日経ビジネスの記事が貼ってありましたが、実際の仕事が地味だということは当社と共通します。六花亭　社長の思いも読みました。これを読むと、菓子の味わいが一味違います。小樽で歩き回った後、高速道路で登別へ。途中、ビンゴゲームをしました。バスに備え付けられているカラオケに、ビンゴゲーム機能があることを初めて知りました。あまり使わないそうで、操作にまごつく一幕もありましたが。

社員旅行はハプニング続出。

ノボテル札幌の朝食会場前で社員がたくさん待っていたので、７時の開場前にドアを開けて覗いてみたら、ホテルマンに"NO,NO.NO."と言われてしまいました。ここは札幌なのに何で？と思ったら、7時の開場と同時に台湾や韓国の団体旅行客が多数入ってきました。色の白い私は、どうやら外国からの旅行客と間違えられたようです(笑）。朝食後、日本三大がっかり（あとの２つは、高知のはりまや橋と、沖縄の守礼の門らしいです）と言われる札幌市時計台へ。その後、札幌テレビ搭（時間が早すぎて、まだ開いていなかった）まで歩いたところ、携帯電話をホテルに忘れてきた社員がいるとの連絡。慌ててバスでホテルに戻ったところ、無事携帯電話が見つかってほっとしました。その後、羊が丘展望台へ。ここで、昨日いびきと歯ぎしりのために寝られなかった社員が数人いたと聞いて驚きました。1時間しか寝られなかったという社員もいました。「だったら、耳栓をして寝ればいいんじゃないの？」私の一言で、その社員はコンビニで耳栓を買いました。昨日の晩の登別温泉でも大きないびきをかいて寝ている社員がいましたが、耳栓のおかげで熟睡したそうです。大倉山シャンツェに向かう道で、はまなす車いすマラソン2007のための交通規制にぶつかり、20分ほど待たされました。車いすマラソンを初めて見ましたが、意外と速いものですね。大倉山シャンツェでは、ガイドさんの勧めで大倉山特製ソフトクリームを食べました。札幌市内を一望にする景色を見ながら食べるソフトクリームは最高！今回食べたソフトクリームの中でも一番美味しかったです。ところが・・・大倉山シャンツェで大ハプニングが発生。あまりにも大きいハプニングなので内容は差し控えますが、バスガイドさんが相当慌てていたことだけ書いておきます。

中島公園で早朝散歩。

１７日朝は、専務と二人で中島公園へ朝の散歩に出かけました。宿泊したノボテル札幌では、フロントの従業員にリクエストすると中島公園散策マップがもらえます。とても便利なので、ノボテル札幌に宿泊することがあったら、是非もらってください。私は豊平館コース（約３０分）を歩きました。中島公園は昨日まで北海道神宮祭が行われていた関係で、ものすごいゴミの山でした。まさに祭りのあとですね。それでも、朝の空気はすがすがしいものでした。中島公園から見たノボテル札幌です。中島公園の一部に、樹皮（バーク）で舗装してある場所があり、軟らかくて歩きやすかったです。

ジンギスカンキャラメルとサッポロ黒ビールソフト。

今回の社員旅行のコースは下記の通りです。旭川から札幌へ向かうバスの車中で、バスガイドさんに配っていただいたジンギスカンキャラメル。まずいまずいと宣伝していたら、いまや北海道のおみやげで一番人気になってしまったそうです。私自身はそんなにまずいとは思わなかったのですが個人差があり、途中で出してしまった人も多かったですね。キャラメルは他にもたくさん種類があり、バターキャラメル、ミルクキャラメル、ソフトクリームキャラメルなどなど・・・サッポロ黒ビールキャラメルというのもありました。夕食はサッポロビール園でジンギスカン。ビールも野菜も肉も食べ放題だったのですが煙もうもうですごかった・・・・。でも美味しかったですよ。サッポロビール園駐車場にある売店で「サッポロ黒ビールソフト」を売っていました。味は多少ビールの味がするかな？という程度。２０歳未満には売らないそうです。ビールの好きな方、札幌へ行ったら黒ビールソフトをお試しください。

旭山動物園に行ってきました。

今回の社員旅行は晴天に恵まれました。７：３０に予定通り北本事業本部を出発。バス車内で、　プロジェクトX 挑戦者たち第9期旭山動物園ペンギン翔ぶ～閉園からの復活～を見ました。見学前に予備知識を得ることは、見学の結果に大きく影響します。当社の社員旅行でプロジェクトＸを見るのはこれが３度目です。首都高速で板橋から渋滞に巻き込まれたものの、予定より早く９：３０に羽田空港へ到着しました。羽田空港で旭川行きの飛行機を待っている間に、空港売店「BLUE SKY」で花畑牧場の生キャラメルを買ってみました。空港待合室で皆で食べたのですが、とろけるような食感が普通のキャラメルと違いますね。生クリームが多くつかってあるせいか、濃厚な感じがしました。ただ、これで８５０円はちょっと高いかな。（JALカード使用は１０％引きで、７６５円でしたが）夏場はすぐ溶けてしまうので、お土産にするのはやめようと思います。JAL機で旭川空港へ。旭川も晴天でした。車中で親子丼の弁当（北海道で親子丼というと、鮭とイクラのことだそうです）を食べ、いざ旭山動物園へ。・山の斜面につくった動物園・上野動物園の６分の１の広さとは聞いていましたが、実際行ってみると「山だなあ」と感じます。特に、一番上の東門から行ったので、一番下の正門からはかなりの勾配を登るようになります。お年寄り向けに電気自動車バスが運転されていたのもうなずけます。実際に展示を見て感じたのは、・手書きの看板がとにかく多い　動物園には印刷された看板ばかりで、手書きの看板を見かけることは　他の動物園ではあまりないのですが、旭山には手書きの看板がたくさんあります。　おそらく飼育係の皆さんが書いているのだと思いますが、この看板一つみても　「血が通っているな」と感じます。・もぐもぐタイムで飼育係が説明してくれると人が寄る　もぐもぐタイムとは、飼育係がエサをあげる時間帯のことです。　エゾシカやサイのような、動物自体にはあまり人気のない場合でも　飼育係が説明しながらエサをあげると、人が寄ってきます。　エゾシカの場合、見学コースから外れた場所にあるのですが　それでも、もぐもぐタイムにはたくさんの人が寄ってきます。　説明の内容も面白い。これも「血が通っているな」と思いました。　一番のハイライトは、テレビでもよく出てくるオランウータンの空中散歩です。　空中をオランウータンが雲梯のように動いていく様子は絵になります。　これだけでも旭山へ来た価値がありますね。・斜面を利用した建物に見る価値あり　以前、日経アーキテクチュアのルポに出ていましたが、斜面を利用した建物が　たくさんあります。ペンギン館やサル山にしても、斜面があるからできた　建物です。ペンギンはあまり飛んでくれませんでしたが、それでもチューブの　中から見たペンギンが泳ぐ様子は一見の価値がありました。・芸を仕込むのではなく、当たり前の様子を見られるのがいい　動物園で白鳥が飛ぶ様子が見られるなんて・・・　プロジェクトＸで予備知識があったから、鳥かごの中に人間が入って、　羽を切らずに飼育していることを知ってはいましたが、それでも、　いざ目の前で白鳥が飛ぶのを見ると、驚かずにはいられませんでした。　オランウータンの空中散歩も、芸のように見えますが、実は　オランウータンにとっては当たり前の行動のようです。　当たり前の様子を見ることで感動できる・・・簡単なようですが　すごいコンセプトでした。結局、本物は、見せ方を工夫すれば見る人に感動を与えられるということでしょうか。当社の工場内やサイトの見せ方に、ぜひ生かしたいと思いました。園内にある動物資料展示館で開催されている地球温暖化展も見ました。エコグッズとして紹介されている中に、当社でも使っている窓用断熱シートがあり、ちょっと嬉しくなりました。お土産として、図鑑が欲しいと家内から言われていたのですが、東門の売店では見つからず、仕方ないのでＤＶＤを買いました。それは・・・旭山動物園旭山動物園に行ってきました　DVDです。楽天でも売っているのは知っていたのですが、旭山で購入したことに意味があるということで・・・。この後札幌へ移動したのですが、続きは長くなるのでまた明日。