さすらいびーぐる

ブラックと皮肉と下品さにあふれてる、
でも、たまにはこんな笑いも良いよね的な作品。





講談社から発刊されていた(現在購入不可なので)。
成人功さんの「いんちき」です。


10年以上前にアフタヌーンで連載されていた
基本４コマ(時々8コマ)の
ブラックだったり下品なネタにまみれたギャグ漫画です。

何しろ幼児虐待ネタ(精神的に追い詰める)があったり、
1巻の表紙が18禁漫画のふりをして
思春期真っ盛りの男子中学生を騙して買わせようとする悪質さだったりと、
(とはいえ、20秒も眺めれば、18禁ではないとすぐばれる表紙なのですが)
なんか、こう書いてしまうと身も蓋もない
劣悪有害図書に見られてしまうなぁと書いてて思いましたが…(^^;;
漫画を漫画として割り切って楽しめる人向けの作品かも…。

残念ながら単行本化されていない話も結構あり、
2巻に収録を期待していたら肩透かしを食らいましたが、
(かなり笑わせられた話もあったので。)
それでもまだ面白いです。
(2巻は話数がかなり少ないので、
苦肉の策としてコマの並べ方とか見せ方を工夫して入るようです(^^;;)

絵もお世辞にも巧いとはいえないのですが、
嵌まるひとが読めば、
笑いの最大瞬間風速はとんでもなく大きい作品だと思います。
中古本屋などでは手に入るかも知れないので、
見かけたら試してみるといいかと思います。

結構好きなのですけれどね…。