フカヒレの水銀汚染が警告されました。
過去の日記にも書きましたが、
回遊魚の汚染は深刻です。
食べるなら食物連鎖下位にいる甲殻類(小エビ、ロブスターなど)、貝、イワシ、
ニシン、タラ、サケがおすすめで、私は毎日1回は食べるように意識しています。
中華料理は摂りたくない種類の油脂を大量に使い、
人間の心と行動を壊すと指摘される有害物質の化学調味料
も大量に使います。
そんなことから私は外食で中華料理はほとんど食べません。
魚に含まれているオメガ3脂肪酸は、
関節や軟骨の健康、美肌、健康な心臓機能、健全な中性脂肪値の維持、
正常な心拍リズムの促進、血管保護、神経系や脳の機能促進、うつ、アレルギー、
炎症を抑えるなどの多才な効果・効能がわかってきています。
オメガ3脂肪酸は、脳の脂肪の約6割を占め、脳が最も必要としている脂肪で、
これがないと脳細胞は最善の機能が発揮できません。
胎児、乳児、小児期の成長途上の脳にはオメガ3系脂肪酸を充分に補給することが
特に重要といわれています。
母乳にはオメガ3系脂肪酸の1種、DHAが牛乳の30倍含まれていることでも、
オメガ3脂肪酸の重要性が理解できます。
かつては、オメガ3系脂肪酸:オメガ6系脂肪酸=1:1で進化してきましたが、
とうもろこしを栽培するようになってからオメガ6系脂肪酸が過剰になり、
現代ではオメガ3系脂肪酸:オメガ6系脂肪酸=1:10~20とオメガ6系脂肪酸が
著しく過剰になり、体内で炎症を起す、痴呆症、知的障害、前立腺肥大などの
原因といわれています。
厚生労働省が、
第6次改定日本人の栄養所要量で、
オメガ3系脂肪酸:オメガ6系脂肪酸=1:4を目安にするよう呼びかけています。
最も効率よく4g以上/日のオメガ3系脂肪酸を摂るには、サプリメントが一番役に立ちますが、
含有量が少なかったり、汚染されていたり、鮮度に問題があったりして、
よいものを選ぶのはコツがいります。
さらによいオメガ3系脂肪酸は話題の抗酸化物質アスタキサンチンを豊富に含む
オキアミ油ですが、商品化したメーカーはまだ1社しかないようですが、
私は取り寄せしています。
厚生労働省 水銀を含有する魚介類等の摂食に関する注意事項
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フカヒレといえば誰でも中華料理を思い浮かべることでしょう。フカヒレについて警告する記事が21日、中国・新華社の英文サイトに掲載されました。
広州では毎年大量のフカヒレが消費される。世界でもっとも高価なシーフードだと信じられているそうです。
例えば広州花園酒店では一杯のフカヒレ・スープが600元(72米ドル)で販売され、一日に50杯の売り上げがある。一杯のスープに使用するフカヒレは200グラムなので、1日に10キロのフカヒレを使っていることになります。
ところがアメリカに本部のある野生生物保護団体「ワイルドエイド」がフカヒレを食べ過ぎると男性の不妊を生じる可能性があると警告しました。同団体のビクター・ウーさんによると、汚染物質として含まれる水銀などの重金属が、男性の生殖能力を直撃する可能性があり、女性よりずっと大きなリスクを背負って食べなければならないというのです。また、中枢神経の疾患や腎臓病のリスクもあるという。
フカとサメはどう違うか、という話題には深入りしないこととして、サメは食物連鎖のトップにいるため、小魚を大量に食べています。このことが重金属の蓄積量を押し上げる。タイ政府が行った調査によると、フカヒレの7割は水銀に汚染されていて、調理しても水銀は除去できません。
フカヒレを手に入れるために、各種のサメを捕まえてヒレだけを切り取り、後はそのまま海に投げ込むようなことが世界で行われているそうですが、こんなことをするとサメはもがき苦しんで死ぬ。こうした密漁と密輸は世界的に広く行われていて、この流れを止めることはできないと、ウーさんはいいます。
広州の科学団体・海洋保護団体と協力して、ワイルドエイドはフカヒレやサメに関する展示会を広州で開いたそうです。フカヒレのお好きなグルマンはご用心を。
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新華社 5月21日
(出典:世界の環境ホットニュース[GEN] )