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カテゴリ:病気・医療関連
健康の3大要素は、食事、運動、休養。
運動の中で一番健康効果が期待できるのはウォーキングです。 心拍数を管理して取り組むことが一番効率よく安心で、 心拍数を管理したトレーニングがさらに普及していくと思います。 心拍計も性能がよくなって価格が下がっていますのでうれしいことです。 私の関連楽天日記 運動時の心拍数の反応で突然死リスクを予測 「適度」な運動には心拍計を活用しよう カテゴリー分類してからの運動関連日記 関連フリーページ 最先端のガン代替療法 私の関連楽天日記 がん医療に8割不満・患者や家族ら調査 厚労省、ガン対策本部を設置 最新のがん情報サイト 米国のガンの死亡率が10年来どんどん下がっている 米がん患者3人に2人が5年後も生存、30年前の3倍に ガンはこわくない ******************************************************************* WHOの推算によると、活発な運動は乳癌の発症率を20~40%減少させる。一方、乳癌診断時の肥満や診断後の体重増加は、生存率を低下させるという報告も多い。米Harvard大学Brigham and Women's病院のMichelle D. Holmes氏らは、週に3~5時間のウォーキングに相当する運動により、乳癌患者の死亡率が半減することを明らかにし、Journal of American Medical Association(JAMA)誌2005年5月25日号に報告した。 運動は、卵巣ホルモンの血中レベルを下げる。したがって、運動が乳癌患者の再発や生存率に影響する可能性があるが、この仮説を支持するデータはほとんどなかった。そこでHolmes氏らは、前向き観察研究を行った。 対象は1976年に始まったNurses' Health Studyに参加した女性看護師から選出した。1984~1998年にステージ1~3の乳癌と診断された4484人から、運動と乳癌の関係の調査に適した2987人を選び、2002年6月まで、またはそれ以前の死亡時まで追跡した。死亡は463人、乳癌死は280人、乳癌再発は370人。死亡率分析期間の中間値は96カ月だった。 日常的な運動量は、MET・時間/週で表した。MET(代謝当量)とは、座って安静にしている状態のエネルギー消費を1METとし、これをもとに活動時のエネルギー消費を数値化するもので、運動強度を示す。今回は、個々の患者の1週間の運動量をMET値×運動した時間(MET-時間/週)で表し、<3、3~8.9、9~14.9、15~23.9、≧24の5群に分類した。それぞれ、通常の速さ(3.2~4.7km/h)のウォーキングを、週に<1、1~3、3~5、5~8、≧8時間行った場合の運動量に相当する。 最初の運動量調査は1986年。時期は個々の患者について診断から少なくとも2年たった時点とした。その後、1988年、1992年、1994年、1996年、1998年、2000年に同様の調査を行った。質問は「過去1年間に、以下の活動のそれぞれを週に平均何時間行ったか」というもので、ウォーキングまたはハイキング(METスコアは3)、ジョギング(時速9.6km/h未満)(METスコアは7)、ランニング(それ以上の速度)(METスコアは12)など、米国で一般的な様々な運動が列挙された。共変数として、乳癌患者の生存率に関係することが知られている既知の因子や、腫瘍の大きさ、リンパ節転移の有無、ホルモン受容体の発現状況、治療の種類、閉経の前か後か、BMIなどで結果を調整した。 3MET・時間/週未満の女性と比べると、3~8.9MET・時間/週の患者の乳癌死の多変量調整後相対リスクは0.80(95%信頼区間0.60-1.06)、9~14.9MET・時間/週では0.50(0.31-0.82)、15~23.9MET・時間/週で0.56(0.38-0.84)、24MET・時間/週以上で0.60(0.40-0.89)(傾向のP値は0.004)。全生存率と再発率にも運動の利益が見られ、傾向のP値はそれぞれ0.003と0.05だった。5年生存率は、9MET・時間/週以上と3~8.9MET・時間/週で97%、3MET・時間/週未満は93%。10年生存率はそれぞれ、92%、89%、86%だった。 運動の利益が特に大きかったのはステージ3の患者。9MET・時間/週未満の群に比べそれ以上の群のリスク比は0.36(0.19-0.71)だったが、対象となる患者が76人で乳癌死は15人と少なかったことを著者たちも認めている。また、ホルモン反応性乳癌患者も大きな利益を得ていた。ホルモン反応性で運動量が9MET・時間/週未満の女性に比べ、それ以上の女性の相対リスクは0.50(0.34-0.74)だった。 したがって、3MET・時間/週以上、すなわち週に1時間以上のウォーキングに相当する運動をすれば、運動しない場合に比べ乳癌死のリスクは減少し、最大の利益が得られる3~5時間/週のウォーキングでは死亡率は半減することが明らかになった。 日本のウォーキング人口は3000万~4000万人。40代以上の日本人が行う最も一般的な運動がウォーキングだという。乳癌の予防になり、発症後も生存率向上に役立つというのは、喜ばしい。 本論文「Physical Activity and Survival After Breast Cancer Diagnosis」概要 (出典:MedWave) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005/05/31 08:11:18 AM
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