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カテゴリ:食・栄養
脳の健康を保つには、オメガ3脂肪酸の一種のDHAとEPAがよいと言われています。DHA・EPAは血液をサラサラに保ち、脳の血管を柔軟にし、神経細胞が必要とする酸素と栄養を十分に供給できる状態にすると言われています。
また、ビタミンEやビタミンCなどの抗酸化物質を豊富に含んだ食材や食品を多く取ることも脳の健康維持によいので、毎日の食卓に野菜も欠かせないですね。 「魚を食べると頭が良くなる」という報告で、世界中の人々を驚かせた英国インペリアル・カレッジ・ロンドン脳栄養科学研究所所長のマイケル・クロフォード博士は、その著書「原動力」の中で次のような興味深い報告をされています。 「世界の四大文明(エジプト、インダス、メソポタミヤ、黄河)は、いずれも河川流域に集中して発祥している。農耕技術を持たなかった当時の人々が、その河川で取れる魚介類を主食にしていたことは明らかだ。とすれば、魚介類をたくさん摂取することが、人類の脳の進化に大きな影響を与えてきたと推測できる」 「日本の子供が欧米に比してIQが高いのは、日本人が魚中心の食生活を営んできたことに起因するかもしれない」 魚油や微細藻類に多く含まれるEPA・DHAなどオメガ3系脂肪酸の世界的な業界団体であるGOED(Global Organization for EPA and DHA Omega-3s)が2013年6月20日、日本で初めてセミナーを開催しました。 講演の中で、オメガ3系脂肪酸の日本での認知度は58%と、米国の98%、ドイツ96%、英国95%、カナダ94%など他の先進国に比べて最も低いとする調査結果を公表しました。またサプリメント、機能性食品、海産物を合わせて換算したオメガ3系脂肪酸の利用率は、ロシア77%、ブラジル69%、ドイツ63%、中国61%、英国55%、米国51%などと比べ、日本は30%と低い利用率となっているとし、消費者への広報活動の重要性を訴えたそうで、かつて目標とされていた日本の残念な現実です。 オメガ3系脂肪酸は、関節や軟骨の健康、美肌、血液粘度を下げる、健康な心臓機能、健全な中性脂肪値の維持、正常な心拍リズムの促進、最大酸素摂取量向上、血管保護、神経系や脳の機能促進、うつ・認知症・アレルギー・黄斑変性症・糖尿病予防、炎症を抑える、そしてガン予防などの多才な効果・効能がわかってきています。 しかし、これだけのメリットが明らかなのに、日本人の魚離れは深刻で、若者はほとんど食べず、毎日魚を食べる人はわずか2.7%だけで、全年齢で魚離れが進んでいて、サプリメントでも摂らないのは超健康マニアとしては実に不思議に思います。 私は1日1回は魚を食べ、さらに最もよいオメガ3脂肪酸といわれている質のよいオキアミオイルと魚油を合わせて毎日4g摂り、DHAは0.4g、EPAは0.6gになります。 オメガ3系脂肪酸サプリメントの品質を見極める一つとして魚臭いものは低質だと思って間違いなく、多くの製品はコストの関係から魚の廃材から抽出されているそうです。 たった1回限りの人生をどう生きるか自分の食事に関わっているほど生きていく上で食べることは決定的に重要ですが、世界文化遺産登録された和食離れが進み、この遺産は相続拒否されて食生活はドンドン不健康化しています。 脂質摂取が過剰になり、食事がお菓子化しているおかしな国になり、さらに味付けも、食材も甘くなっているので、自業自得の結果としてさらに生活習慣病が増えるのは間違いないです。 そして、食事の外部化も進み、おふくろの味は袋の味に変わっています。 「家庭の味」遺産になる? 手作り減少 調理力と健康は強く相関していますので、国民の健康状態が悪化の一途の歯止めはかからないと危機感を強く感じます。 2011年国民健康・栄養調査結果の概要 食・栄養を改善して必須栄養素の種類と量を理想に近づけて抗酸化力を高めると体調は劇的によくなるので、喜ばれています。 ***************************【以下転載】**************************** 脳卒中など脳の病気と、食事との関係について関心が高まっている。普段から脳の健康に配慮した食事を取ることで、病気にかかる可能性を少しでも下げることができると考えられるようになってきたからだ。では、どんな食事がよいのか。専門家に聞いた。 脳の健康によい栄養素として知られているのが、DHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)。オメガ3脂肪酸の一種で、イワシやサバ、サンマなど青魚に多く含まれている。 ■「脳血管柔軟に」 食事と脳の働きについて詳しい杏林大学医学部教授の古賀良彦さんは、DHA・EPAについて「血液をサラサラに保つとともに、硬くなった脳の血管を柔軟にするとされる。神経細胞が必要とする酸素と栄養を十分に供給できる状態にする効果も確認されている」と説明する。 オメガ3脂肪酸は人が体内で合成できないため、食事などで外から摂取する必要がある。また、同じオメガ3脂肪酸に属するα―リノレン酸は一部がDHA・EPAに変換される。 DHAとEPAは脳卒中による死亡リスク(死亡する恐れ)を下げる可能性があるとの報告もある。厚生労働省の研究班が30歳以上の男女約9000人を対象に24年間にわたり追跡調査したところ、DHAおよびEPAの1日あたりの平均摂取量が1.72グラムと最も多いグループは、同0.42グラムと最も少ないグループに比べ、脳卒中など循環器疾患の死亡リスクが20%低いことがわかった。 研究班を率いた滋賀医科大学教授の三浦克之さんは、「毎日、サンマ1匹程度からの魚介類の脂肪酸を摂取することで、将来の脳卒中や心臓病を予防できる可能性が示された」と説く。 ただ、日本人の魚介類の摂取量は右肩下がり。2000年に1人あたり1日92グラムだった日本人の魚介類摂取量は12年には70グラムまで減っている。三浦さんは「塩分の取り過ぎに注意しつつ、魚介類をたくさん食べる健康的な食生活の習慣を身につけることが大切」と話す。 魚が実際にDHA・EPAを含む量は種類や部位によって大きく異なる。例えば、DHAを多く含むとされるマグロでも、脂身の部分には豊富でも、赤身の部分だとわずかな量にとどまる。一般に脂の乗った魚の方が含有量は多いのだが、脂質の取り過ぎも体には良くない。 厚生労働省は日本人の食事摂取基準でDHA・EPAの目安量を示している。また、文部科学省の食品成分データベースでは、可食部100グラムあたりのDHA・EPAの含有量を調べられる。これらも参考にしながら、毎日少しずつ、いろいろな種類をバランスよく食べるようにすることがポイントといえそうだ。 高齢者のなかには脂っこい食べ物が苦手という人もいるだろう。そうした場合も、調理法を工夫して、なるべくバランスのいい食事から取るようにする。 ビタミンEやビタミンCといった抗酸化物質を豊富に含んだ食材や食品を多く取ることも脳の健康維持につながるとされる。ビタミンCは動脈硬化の要因のひとつといわれるLDLコレステロールの酸化を抑える働きがある。毎日の食卓には野菜も欠かさないようにしたい。 一般に、人の認知機能は加齢とともに低下するとされるが、食事との関係はどうか。古賀さんは脳を健康に保つためには、良質な睡眠、ストレスをためない生活などとともに食事の重要性を指摘する。「血管の問題がまだ生じていない40歳ごろから、脳の健康を意識した食生活を心掛けてほしい」 ■研究進展に期待 認知機能とDHA・EPAの関係についてはわからないことも多い。ただ内外の医療機関などから研究報告が出ている。京都大学iPS細胞研究所の研究チームは、さまざまな細胞に変化するiPS細胞を認知症のなかで最も多いアルツハイマー病患者から作製し、低濃度のDHAを投与。その結果、細胞死を引き起こす「脳細胞ストレス」を軽減することがわかったという。 この成果は、米科学誌の電子版に掲載された。DHAを食事で取ることとの関係には触れられていないが、アルツハイマー病が将来発症するのを抑えるのに、DHAが役に立つ可能性を示している。 ■缶詰なども使い手間省く DHA・EPAをどう料理で効率的に取れるようにするか。 ファミリークッキング・スクール(東京都中野区)を主宰する浜内千波さんが、DHA・EPAと抗酸化物質を同時に取れる魚料理と野菜を組み合わせたメニューの一例として示すのは、昔からある焼いたサンマの大根おろし添え。大根は動脈硬化を抑えるとされるビタミンCを含み、脳の健康に良い組み合わせだ。 煮魚料理は、中火でコトコト煮込む。煮汁にはDHAやEPAが含まれているのでしっかり取るように。毎日、魚料理は面倒という場合は、「週に何度かは刺身や缶詰を買うのも1つの工夫」と話す。 (出典:日本経済新聞) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016/04/08 07:48:10 AM
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