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カテゴリ:食・栄養
魚中心の地中海料理にはストレスやうつを軽減する効果あり
世界二大長寿食は日本食と地中海食といわれていますが、地中海食の研究は世界的に盛んで、心にもよいそうです。 地中海食は、緑黄色野菜、その他の野菜、ナッツ類、ベリー、豆、全粒穀物、魚、鶏肉、オリーブオイル、ワインが推奨され、好ましくないものとしては、肉やバター・マーガリン、菓子類、ファーストフードが指摘されています。 ・地中海料理を元にした「マインド食事法」 アルツハイマー型認知症のリスク半減! ・「地中海食は寿命を延ばす」説を遺伝子レベルで検証 ・洋風なのに脱メタボ食 「地中海食」の取り入れ方 ・地中海式ダイエットが女性の健康寿命を延ばす 70歳を過ぎても健康 日本人は先進国の中で心臓病による死亡率が低く、このことが長寿の一因となり、これは日本食による影響が大きいそうです。日本ではあまり調査・研究されていないので具体的メニューとしては、マウス実験しかないようですが、昭和50年代のものがよいそうです。 また、日本人の健康寿命を短縮している疾患は、心疾患、脳卒中、糖尿病、骨粗鬆症、膝関節症、認知症、ガンだそうです。これは塩分の過剰摂取と慢性的なカルシウム不足や抗酸化物質の摂取不足が原因と言われていますのでうまくカバーするために地中海食のよさを加味するとさらによくなりそうです。 和食が世界文化遺産登録されても日本人の和食離れが進み、この遺産は相続拒否されて食生活はドンドン不健康化しています。 脂質摂取が過剰になり、食事がお菓子化しているおかしな国になり、さらに味付けも、食材も甘くなっているので、自業自得の結果としてさらに生活習慣病が増えるのは間違いないです。 アメリカからパン食を餌付けされた食料植民地となっていることに気づいて伝統的日本食を見直す人が増えることを強く願いたいです。 世界23カ国の健康意識調査で、健康的な食生活は23カ国平均は59%が意識しているのに対して、日本は半分以下の29%・最下位なので、野菜も食べていません。 一人暮らし学生は、面倒、高いなどから4割が野菜食べないそうで、主要国で日本だけが減っています。さらに「私は野菜を摂れている」と回答しても8割超は不足という残念な現実も浮き彫りになっています。 厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、40~74歳の日本人の内、男性の約6割、女性の約4割が高血圧といわれていますので、塩分は1日6g未満に抑えたいです。 食事中の食塩の75%以上が、レストラン、加工食品やファーストフードなどに由来していると言われています。 新鮮でバランスのよい食品を選び、自分で調理することが、減塩の一番の方法だそうです。新鮮な食品には、ナトリウムの含有量は低く、調理するときに食塩の摂取量が確認できます。しかも、新鮮な野菜や果物にはカリウムが豊富に含まれていて余分な塩分が排出されます。 ・ヒトは食物から造られる以外の何者でもない(医聖・医学の祖 ヒポクラテス) ・汝の食物を医者とも医薬ともせよ。食物で治せない病気は医者にも治せない(医聖・医学の祖 ヒポクラテス) そして、食事の外部化も進み、おふくろの味は袋の味に変わっています。 「家庭の味」遺産になる? 手作り減少 調理力と健康は強く相関していますので、国民の健康状態が悪化の一途の歯止めはかからないと危機感を強く感じます。 食育の重要性を訴えている服部栄養専門学校理事長・校長の服部幸應さんは産経新聞の取材で以下のようにコメントしています。 ・食育の重要性は1985年頃に気づいた。 ・新入学生に1週間の食事日記を提出させたら悪さにビックリ。 ・2年間で変えてやろうと、いろいろやって卒業時にまた調査したらわずか6%しか改善していない。 ・栄養士や調理師を目指す学生でこれなのに、試験は出来る ・3~8歳の間が特に重要で、厳しくしつけることが肝心。 子供の運命は常にその母が創る(ナポレオン) 8歳までの食暦と躾が人生を決めてしまうわけですね。 2011年国民健康・栄養調査結果の概要 ◆国民健康・栄養調査は1948年以降毎年行なわれているが、有益と思われるデータがないため食事の変化が死亡率の増減にどのように影響を与えたか説明できない。 データも利用できない。日本と世界にとって深刻な損失。 ランセット2011年9月日本特集号 (世界で最もよく知られ、最も評価の高い世界五大医学雑誌の一つ 出典:ウィキペディア) ◆日本に決定的に欠けているのは、トップランクの大学に「人間栄養学」がないこと。 このままでは、日本人は栄養を通じて健康を保つことはできないだろう。 東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻社会予防疫学分野・佐々木敏教授 ◆日本は国民の新しい健康課題に効果的に取り組んでいるように見えない。 国民の健康寿命の最大の危険因子は栄養の偏った食事である。 日本人は長く生きた分だけ病気や障害に苦しむ年数も増大している。 東京大学大学院医学系研究科国際保健学専攻国際保健政策分野・渋谷健司教授 1977年に発表され、世界の健康政策の原典と言われているアメリカ上院栄養問題特別委員会報告書(通称マクガバンレポート)によれば世界最高の長寿食は、伝統的日本食です。 食事改善のコツはパン→ごはん、ラーメン→そば、スパゲティ→うどん、ケーキ→まんじゅう、ミルク→豆乳のように、カタカナ食品からひらがな食品にすることで、少しもむずかしくありません。 ごはんは、私は玄米ですが好き嫌いがあるので、白米ともち麦を半々に混ぜた麦飯をおすすめします。 おかずは、まごわやさしいさにしてよく噛んで楽しく食べたいものです。 ま:大豆、あずきなど豆類のこと。タンパク質、マグネシウムの摂取に ご:ゴマ ナッツ クルミ アーモンドのこと。不飽和脂肪酸・ビタミンEの摂取に わ:わかめ コンブ のりなどのこと。ヨード、カルシウムの摂取に や:野菜、根菜のこと。ベータカロチン、ビタミンCの摂取に さ:魚のこと。タンパク質、オメガ3系脂肪酸、亜鉛の摂取に し: しいたけ、しめじなどきのこ類のこと。多糖類、食物繊維の摂取に い:じゃがいも、さつまいもなどイモ類のこと。食物繊維、炭水化物の摂取に さ:サプリメントのこと。欧米では総合ビタミン・ミネラル剤はおかずの一つとして定着 食・栄養を改善して必須栄養素の種類と量を理想に近づけて抗酸化力を高めると体調は劇的によくなるので、喜ばれています。 ****************************【以下転載】**************************** 日本同様、魚中心の食生活といえば地中海地方の料理が挙げられ、その高い健康効果についてはイロリオでも度々お伝えしてきた。 こうした魚を多く摂取する食事は体はもちろん、心まで軽くしてくれてストレスを軽減、生活の質を高めてくれるという。 地中海料理がうつ病を改善 南オーストラリア大学のNatalie Parletta博士率いるチームは、18歳~65歳のうつ病患者82人を対象に調査を実施。地中海式ダイエットを試してもらい、公的指標(DASS及びPANAS)を用いてメンタルヘルスと生活の質をはかり、彼らの症状の変化を調査した。 ちなみに地中海料理とは魚はもちろん、植物性の食品(野菜や豆類、ナッツ、果物、種、オリーブオイル)を中心とした食事に適量の赤ワインというもの。加工食品や加工された炭水化物、チョコレートなどのスイーツ、赤身肉の摂取はなるべく控える。 その結果、地中海料理の摂取と精神的な病の軽減には強い関係性があることがわかったという。そもそもうつ病の人は食生活が乱れ、食生活の乱れがうつを加速させるという悪循環に陥っていたが、「地中海料理がこれを改善した」と同博士は述べている。 脂肪酸と抗酸化物質が脳の機能を回復 これは魚に含まれるオメガ3脂肪、ビタミンB、Dなど、健康的な脂肪酸と抗酸化物質によるところが大きく、これらは脳の機能回復、延いてはメンタルヘルスの改善、維持にとって欠かせないそうだ。 一方、加工された食品や赤身肉、菓子類は血糖値を上げ、インスリン感受性を高め肥満や炎症を招き、これがメンタル面にも悪影響を及ぼすという。 同医師いわく「ストレスがないのが一番だが、もし感じた場合は食生活を見直し、地中海式ダイエットを試すべき」とアドバイスしている。 (出典:イロリオ) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015/04/06 05:13:50 AM
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