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カテゴリ:病気・医療関連
2009年、厚生労働省研究班の調査で高校生の4割超が、高血圧や高中性脂肪、高血糖など何らかの基準値を超え、生活習慣病予備軍になっていることがわかっていましたので、記事にあるように社会人になってから生活習慣病予防を習慣化するには大学時代が最後のチャンスだと思います。
若い頃から野菜や果物をたくさん食べていると心臓病になるリスクや循環器疾患で死亡するリスクが減少するそうですが、日本人の野菜と果物の摂取量は年々減少しています。 国民の健康づくり対策として厚生労働省が発表した「健康日本21」によると、健康を維持するために成人は1日に野菜350g以上、果物は200g以上摂ることが望ましいと発表しています。 世界23カ国の健康意識調査で、健康的な食生活は23カ国平均は59%が意識しているのに対して、日本は半分以下の29%・最下位なので、野菜も食べていません。 主要国では、日本だけが野菜摂取量が減っています。一人暮らし学生は、面倒、高いなどから4割が野菜食べないそうです。「私は野菜を摂れている」と回答しても8割超は不足という残念な現実も浮き彫りになっています。 日本は平均寿命こそ世界一ですが、国民の約7割は岩盤のような健康管理無関心層(筑波大大学院・久野譜也教授)で、2014年厚生労働白書によると健康管理は「何もしない」派が46%もいるそうで、健康のために出費してもよいと考える金額の平均はわずか月3000円と驚くほど低額です。 国民皆保険に甘えて世界一医療に依存して健康管理を怠る日本人の主観的健康度は主要36カ国中36位(2015年OECD調査)と最下位で、飛び抜けて低率です。 ・人生で今日が一番若い。 ・予防に1ドル投資すると医療費が3.27ドル減り、生産性が2.73ドル向上する。(ハーバード大学) ・やる気よりやること。やる気があるだけではやらないのと同じです。行動こそが勝負です。(百寿医師・日野原重明先生) ・運動をする時間がないと考えている人たちは、遅かれ早かれ病気のための時間を見つけなければならなくなる。(エドワード・スタンリー伯爵) ・健康こそ最大の資産であり、史上最高の投資である (リチャード・ブランソン:ヴァージングループ会長) ・健康な身体を維持する意志力がないということは、人生を左右する重要な状況において、積極的心構えを維持する力にも欠ける。(ナポレオン・ヒル) 日本人は先進国の中で心臓病による死亡率が低く、このことが長寿の一因となっています。これは和食による影響が大きく、さらに和食は倹約遺伝子により糖尿病を発症しやすい日本人の健康寿命を改善する作用があるそうです。日本ではあまり調査・研究されていないので具体的メニューとしては、マウス実験しかないようですが、昭和50年代のものがよいそうです。 また、日本人の健康寿命を短縮している疾患は、心疾患、脳卒中、糖尿病、骨粗鬆症、膝関節症、認知症、ガンだそうです。これは塩分の過剰摂取と慢性的なカルシウム不足や抗酸化物質の摂取不足が原因と言われていますので、うまくカバーするために地中海食のよさを加味するとさらによくなりそうです。 和食が世界文化遺産登録されても日本人の和食離れが進み、この遺産は相続拒否されていて食生活はドンドン不健康化しています。 そんなことから脂質摂取のバランスが悪化し、食事がお菓子化しているおかしな国になり、さらに味付けも、食材も甘くなっているので、自業自得の結果としてさらに生活習慣病が増えているわけです。 アメリカからパン食を餌付けされた食料植民地となっていることに気づいて和食を見直す人が増えることを強く期待したいです。 厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、40~74歳の日本人の内、男性の約6割、女性の約4割が高血圧といわれていますので、塩分は1日6g未満に抑えたいです。 食事中の食塩の75%以上が、レストラン、加工食品やファーストフードなどに由来していると言われています。 新鮮でバランスのよい食品を選び、自分で調理することが、減塩の一番の方法だそうです。新鮮な食品には、ナトリウムの含有量は低く、調理するときに食塩の摂取量が確認できます。しかも、新鮮な野菜や果物にはカリウムが豊富に含まれていて余分な塩分が排出されます。 ****************************【以下転載】**************************** 生活習慣病に今のうちから備えて――。学生にそんな働きかけをする大学が増えている。運動施設を開いたり、病気について教える講座を設けるなど方法はさまざま。大学時代は親の管理下を離れることで食事や睡眠など生活全般が不規則になりがちで、生活習慣病の下地が生まれる時期。中高年からの病気と高をくくらず、健康的な生活で自己管理に努めたい。 青山学院大学(東京・渋谷)では青山と相模原の両キャンパスに「フィットネスセンター」を設けた。専門のインストラクターが常駐し、トレーニングの支援、食生活の注意点を知ってもらう取り組みなどを実施する。 登録すればランニングマシンや筋力トレーニング器具などを自由に使えるため、講義の間に少しでも運動したい学生が集まる。3年生の余語雅仁さんは「サークルなどで普段なかなか運動をしないからこそ健康のため通い続けている」と話す。 最後のチャンス 比較的若いうちに生活習慣病になる人が増えているため、学生が気軽に通い、日常的に運動できるようにした。同センター職員で発案者の吉本完明さんは「社会人になってからの運動を習慣化するには大学時代が最後のチャンス。運動や健康も教育として認知させるのは大学の使命」と語る。 早稲田大学は早稲田キャンパス(東京・新宿)の「リフレッシュスタジオ」で、専門のインストラクターによるヨガなどの教室を開いている。年間1500円の登録料で本格的なレッスンを受けることができる。 初めて申し込んだ1年生の村岡ゆりあさんは「運動の機会が減ったので、ピラティスのようにあまり激しくない運動をしたかった。1500円で様々なプログラムに参加できるのはお得」。 学生生活課の相良玲子さんは「生活習慣病対策にはストレスをコントロールすることも必要だ。運動だけでなく、リフレッシュしてもらい、日ごろのストレスを管理するのも目的」と話す。 食育の観点で生活習慣病を予防する取り組みも出てきた。 九州大学(福岡市)は単位として認められる授業「自炊塾」を2年前に開講し、人気を集める。コンビニ弁当や外食に頼らず、自炊する能力を身に付けて自らの体調を管理することを目指す。栄養から食費、日本の食文化まで、食に関する様々な分野を実践的に学ぶ。 担当の比良松道一准教授は大学生の食生活を研究する過程で「放っておけない」と感じ、この授業を始めた。料理研究家らの調理実演を重視。「レシピはネットにいくらでも載っているが、料理体験がないため作れない学生は多い。スポーツと同様、実際に実演する姿を見ることでイメージしてほしい」と説く。 学生からも「受講を通じて自らの健康が劇的に変わった」などの声が寄せられる。「味噌汁を毎日手作りし、食べるようアドバイスをしたら、お通じや肌荒れが改善したという声もあった」(比良松准教授) セミナーを企画 石川県の大学、短大や高等専門学校11校の研究者や教員でつくる「石川県大学健康教育研究会」は、中高年になってからの生活習慣病を予防する学生向けのセミナーを企画中。2年前から独自編集の教科書を使い、睡眠時間などの改善を学生に訴えてきた活動を一層深める考えだ。 生活習慣病という病気そのものの知識を高めようとの取り組みもある。お茶の水女子大学(東京・文京)は来年度、「ライフステージと心身の健康」と名付けた講義シリーズを始める。正式開講に先立ち、今月から保健管理センターの主催で5回の講義を開催中だ。 生活習慣病対策を教える飯田薫子准教授は「学生は生活習慣病のことをよく分かっていない。若いときからの生活習慣で40代以降に影響が出てくる」と指摘する。 センター長の本田善一郎教授は「とくに女性は人生の各段階で身体が劇的に変化する。知識を深めて自ら解決する力を持ってほしい」と話している。 ◆生活乱れがち 増える予備軍 糖尿病、高脂血症など生活習慣病はかつて「成人病」と呼ばれた。ただ予備軍は若年世代でも増える傾向にあるようだ。 たとえば厚生労働省の2014年調査では、体格を測るボディー・マス・インデックス(BMI)で指標が25以上の「肥満」だった20代は男性が20.9%、女性が10.4%。「長期的に見れば増加傾向にある」(健康課)という。 大学に入ると、加工食品や外食などで脂肪分や糖分が多い食事をとることが増える一方、運動の機会がそれまでより減り気味なことも背景にはありそう。社会人になってからでは遅い、とみる大学関係者が増えている。 喫煙や飲酒など将来に影響する習慣が身につくのも大学時代が多い。今後はメンタル面などとも併せた総合的な対策が注目されそうだ。学生やその父母は通学先の仕組みを確認してみよう。 (出典:日本経済新聞) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015/12/22 07:22:54 AM
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