全て
| カテゴリ未分類
| 環境
| 食・栄養
| 運動
| 睡眠・休養
| サプリメント
| 水
| 病気・医療関連
| 健康増進・遅老延寿・若返り
| その他
| タバコ
| 仕事・経済
| 肥満・ダイエット
| 介護・福祉
| 教育
| 政治
| 美容
| 日本再構築
| 災害
| アルコール
カテゴリ:病気・医療関連
おはようございます。
いつもありがとうございます。 毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。 健康余命への影響因子として、疾病や身体的健康度だけでなく、心身の活力が低下し、要介護状態などの危険性が高まるフレイルが注目されています。 日本人高齢者の中長期的な自立喪失発生リスクは、フレイルが約2.4倍と推定され、高齢期のメタボリックシンドロームは自立喪失に影響していないことがわかったそうです。 日本老年医学会は、高齢になって筋力や活力が衰えた段階を「フレイル」と名付けています。フレイルは「虚弱」を意味する英語「frailty」から来ていて、サルコペニアから、さらに生活機能が全般的に低くなるとフレイルとなるそうです。 サルコペニアとは、ギリシャ語の「サルコ=筋肉」と「ペニア=減少・不足」を合わせた造語で、筋肉が減少することで、ロコモの入口と指摘されています。 筋肉量は、30歳を過ぎると10年ごとに5%前後の割合で減少していき、60歳を越えると減少率は加速し、20歳の筋肉量・筋力と比べると70歳では50%に、80歳では30%まで落ち込む人もいるそうで、ロコモとなり、要介護・寝たきりになって寿命まで短くなるなるわけです。 サルコペニア → フレイル → ロコモ 要介護認定者は年々増え続け、2015年3月時点で要支援・要介護の認定を受けた人は606万人だそうです。 介護施設や職員の不足が一段と深刻になり、家族の介護離職が増え、経済全体を下押しする恐れがあるようです。 介護に関する意識調査によれば、 ・家族の介護について約9割が不安を感じる。 ・自身の介護について約9割が不安を感じながらも具体的な準備をせず。理由はまだまだ先だと思うから。 ・老老介護について約9割が不安。 と不安と思っている人がほとんどですが、不安に感じているだけで的を射た対策を打たないと介護の現実は突然やってきますので、自分自身の健康管理と同様に親の健康管理にも意識・配慮が必要だと思います。 ・約9割が自身の介護に不安だが具体的な準備なし ![]() ![]() ロコモティブシンドローム(ロコモ、運動器症候群)は、高齢者に多く見られる運動機能の低下のことですが、早い人では小学生の頃から始まっていることが分かっているそうです。 日本人は筋肉が少ない体質の人が多く、積極的に運動をしないとロコモになりやすいので運動する習慣をつけたいですね。 開眼片足立ちで15秒未満の場合はロコモの疑いが大きいそうです。 厚生労働省の第2次・健康日本21によれば、75歳以上で片足立ちが20秒以上できる人は、男性38.9%、女性21.2%しかいませんが、30秒しかできないようであれば、体が70歳以上に高齢化していると言われています。 片足立ちが長くできる人ほど転倒や骨折をしにくく、片足立ちを継続して訓練すれば、骨粗鬆症の予防にもなるそうです。 また骨だけでなく、股関節や腰、背中周辺の筋肉も鍛えられるため、股関節痛、背中や腰の痛みが改善したとの声も聞かれます。 運動不足はわかっているが、なかなか運動する時間もとれない人は、せめて足腰だけでも弱らせないよう、片足立ちを習慣にしたいですね。 実際に、1分1日3回の片足立ちを継続した人の骨密度を測定したところ、3カ月で6割以上の人で太ももの付け根の骨密度が上昇し、転倒率も3分の1になったそうです。 ・片足立ちは両足立ちに比して 2.75倍の負荷がかかる ・1分間片足立ち訓練=約53分間歩行に相当する負荷 2013年度から始まった第2次・健康日本21の主目的は、健康寿命の延伸なので寝たきり介護の最大要因の「ロコモティブシンドローム(ロコモ、運動器症候群)」関連記事が増え、取り組みも活発になっているそうです。 50代以上の半数がロコモ予備軍といわれていますので、自分や家族のことにプラスして親のことも心配になりますね。 日本整形外科学会が作った「ロコモ度テスト」は簡単にできますのでやりましたが、私は67歳の時、脚力は20代、歩幅は30代、日常生活25はゼロ、7つのロコチェックもゼロでした。 ![]() テストは、脚力や歩幅の測定と日常生活について25項目の質問に答える「ロコモ25」でできます。 また、転倒が原因で亡くなる人は年間7千人を超え、交通事故死を上回っています。高齢者の転倒は介護が必要になったり、認知症の進行につながったりと健康に重大な影響を及ぼします。 この転倒は足の膝伸展筋力の低下より「足の指で握る力」の足趾把持筋力の低下が強く影響していることもわかったそうです。 私の知人が発明して製造・販売している足ゆび筋トレ草履は私や家族、友人も愛用していますが、履いて歩いているだけで「足の指で握る力」が鍛えられます。 今年4月には医師らが日本転倒予防学会を立ち上げ、「転倒を社会全体の問題ととらえ、予防に取り組む必要がある」と訴えています。 心身の健康状態をよくし、ロコモを予防して体力をつけることは簡単ですので、お互いに明るく楽しく元気に笑顔で顔晴(がんば)りましょう。 ****************************【以下転載】**************************** メタボリックシンドロームの影響は認められず 東京都健康長寿医療センターは11月13日、フレイルが日本人高齢者の中長期的な自立喪失の有意の危険因子であることを明らかにし、高齢期のメタボリックシンドロームは自立喪失に影響していないことを発表した。この研究は、同センター研究所の新開省二副所長と北村明彦研究部長らの研究グループによるもの。研究成果は、「日本公衆衛生雑誌10月号」に掲載された。 ![]() 近年、健康余命への影響因子として、疾病や身体的健康度のみでなく、加齢とともに心身の活力が低下し、要介護状態などの危険性が高まる「フレイル」も注目されている。これまでに、欧米諸国の複数の追跡研究によって、フレイルが生活機能障害や死亡のリスクを上昇させることが示唆されているが、日本人高齢者を対象とした追跡研究は少なく、フレイルの中長期的な予後は明らかになっていなかった。 一方、健康寿命延伸のためには生活習慣病の予防も重要だと考えられている。国内の生活習慣病予防対策で重視されるメタボリックシンドロームと、健康余命との関連についてはよくわかっていない。 前期高齢者で約3.4倍、後期高齢者で約1.7倍 研究グループは、群馬県の一地域の高齢者約1,500人の平均7年(最大12年)の追跡研究により、フレイル、メタボリックシンドローム等の諸因子による、要介護発生または死亡の自立喪失のリスク上昇の程度を調査。その結果、男女ともにフレイル群、プレフレイル群はフレイル無し群と比較して、自立喪失発生率は有意に高率だということが判明。一方、メタボリックシンドローム区分と自立喪失発生率との間には一定の関連は認められず、自立曲線にも明らかな差は見られなかったという。 統計解析の結果、フレイル無し群に対し、フレイル群では自立喪失の発生リスクは約2.4倍と推定された。また、前期高齢者と後期高齢者に分けた場合、フレイル群の自立喪失発生リスクは、前期高齢者で約3.4倍、後期高齢者で約1.7倍となり、前期高齢者の方が自立喪失におよぼすフレイルの影響がより大きいことが明らかとなったという。 今回の研究成果から、フレイル進行先送りのための働きかけを組織的に進めることは、高齢者の健康余命延伸の効果をもたらす可能性が高いという。一方、メタボリックシンドロームの予防は、要介護発生の原因につながる脳卒中の予防にも結びつくことから、高齢期前から積極的に行われることが望ましいと考えられるとしている。 (出典:QLifePro) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017/11/21 05:00:05 AM
コメント(0) | コメントを書く
[病気・医療関連] カテゴリの最新記事
|
|