|
カテゴリ:とある運転手のつぶやき
本日は雨で多少涼しかったのと、冷蔵庫にイカがあったので、鍋を作った。僕が師と仰ぐ料理人、平野寿将氏のレシピに従い、イカをさばいて、アシを細かく刻み鶏ミンチと混ぜ筒に詰め、バターとイカの肝を利かせた味噌仕立てのスープで野菜などと煮込むというもの。非常に良い味になり家族からも好評で完食だった。 娘が通知表をもらってきた。ここ最近、僕がみちっり勉強を教えてることもあり、良い成績であった。テストなども100点がたまにあったりで良くできていて、娘は満足していて心理的にもかなり落ち着いている。僕も時間割いて教えている甲斐があるってもんだ。 タクシーは安月給であるが、うまいもん作って家族が喜んだり、娘に勉強を教えてその結果がうまく出たりと、そんな感じでとりあえず個人タクシーの資格がとれるまで家族円満でそれなりに幸せでやっていければいいか・・・などと思っていた今日このごろであったが、今日同業者である、とあるタクドラさんが書いているブログを拝見して少々ショックを受ける。 以前からブログは見てたのだが、彼も僕と同様にどこか仕方なしにタクシーに乗っているという雰囲気を感じていたのだが、最近何か大きなチャンスがあり、場合によってはタクシーを降りるかもしれないとの事。文面は非常にポジティブで希望に満ち溢れている。何の面識もない人ではあるが、タクシー業から脱出できそうな彼に対し、僕は素直に喜ばしい事だと思えた、と同時に「俺ってこのままでいいのだろうか?」とも思った。 実際、何度かタクシーを降りるべく転職活動を行った事はあるのだが、さっぱりうまくいかず、ある種の「あきらめ」が個人タクシーを目指すという動機になっているのは確かだ。しかし彼の文章を読み冷静に考えてみれば、自分はなんとも小さな世界で生きているのだなと認識せざるを得ない。周りからも「若いのにタクシー乗る事ないやろ」みたいな事はしょっちゅう言われるし・・・。でも何をしたらいいのかわからんし・・・己の無能さを痛感する。 彼には心からがんばって欲しいと思うし、良い方向に進んで欲しいと思う。そんでもって能力のある彼がとても羨ましい。僕も何かできる事を見つけなければ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[とある運転手のつぶやき] カテゴリの最新記事
|