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カテゴリ:人文:今日の言葉この1冊
心に雑草がはびこらないように、園芸家のように心の庭を手入れして、 美しい種をまけば、素晴らしい実を結ぶ、とあります。 庭の梅の木なども庭師に剪定してもらうと、そのあと勢い良く伸びて、 放っておくより成長が早いそうです。 ヨーロッパのぶどう農家では、ぶどうの木が蔓をいっぱい伸ばして葉っぱをつけているのを わざわざ全部刈り取ってしまい、 木の部分だけしか残らないようにしてしまうことがあります。 せっかく伸びているのにもったいないと思うのですが、 放っておくと実を付けないそうです。 サツマイモ農家でもそうです。 地面に一生懸命蔓を伸ばしているのを、葉っぱをひっくり返して かわいそうにも引き抜いて根を取ってしまうそうです。 でもそうしないと大きなサツマイモはできないそうです。 植物は蔓も葉も全部かられて生命の危機を感じた時はじめて、 生き残りをかけて大きな実をつけるのです。 園芸家や農家はそれが分かっているから、あえて植物を痛めつけるのですね。 愛のハサミですね。 人から指導されたり、トレーニングされたりしてるような時、 私は庭師に剪定されている植木になったような気がします。。 (^^;)いたたた。。。 「シザーハンズ」というジョニーデップさま主演の名作、 手がハサミの心優しい人造人間のお話。 大きなハサミで庭の植木をアートのようにしてしまう、 現実の世界に夢をもたらしてくれるファンタジックなシーンが忘れられません。 手がハサミで近づいた人を傷つけてしまうから愛する人を抱けないという 悲しいラブストーリーでもあります。 色々な意味で比喩的な深い映画ですが、 ラストシーンで、彼女がおばあちゃんになって小さい孫に優しく 人造人間が降らす雪のお話をするところに、 二人の永遠の愛を感じてじーん・・・とします。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
March 11, 2008 11:50:30 PM
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