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カテゴリ:人文:今日の言葉この1冊
山崎豊子の「沈まぬ太陽」観てきました。 不毛地帯の戦争やシベリア抑留にも匹敵しそうな 御巣鷹山墜落事故や島流しのような左遷、さらし者のような窓際扱い。 サラリーマン生活も過酷な人は過酷です。 あの原作や映画をご遺族が観たら、また怒りが込み上げてくるのではないかと 思うような企業の内情など描かれています。 結構年配の人も観に来られていました。 山崎豊子の物語は生きること自体が過酷な人たちがたくさん出てくるから 生きているということ、それ自体がそれだけで素晴らしいものに思えてきます。 以前、「夜と霧」というナチスのユダヤ人収容所から生還した人が書いた本を読んだのですが、最近新しい翻訳が出たらしくて読んでみたいなと思っています。 Amazonのレビューにこんな感想を書いている方がいました。 ------- 本書の中にでてくる「生きる意味とは外に求めるものではなくて、生きる意味が逆にこちらに生きる意味を問いかけてくる、そして我々はその生きる意味に答えを提示しなければいけない。それも具体的な行動によって。」という部分は生きがいを外部に求め続けていた私の考えを改めさせてくれた。 ------- 神様は私達に命を与えて下さって、こう問いかけているのです。 オマエを生かしてやっている。 オマエの生きる意味は何だ? 答えを行動で示してみなさい。 何のために生きているのか答えを探しても考えても見つかるはずはなく 自分はこう思うと人生を通して答えを出すものなのですね。 山崎豊子の物語の登場人物たちはまさに色々な生き方で その人なりの答えを示し続けている、 夜と霧をふと思い出しました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
November 6, 2009 12:06:55 AM
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