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盛和塾の輪読会に初めて参加しました。
稲盛塾長の著書「生き方」を読んで、参加者それぞれ
感想と自分の会社について思うところを話しました。

みなさんのお話を聞けた上に
今日はサンマーク出版の社長と生き方の担当編集長も参加されて
とても実のあるいい勉強会でした。

今日テーマとして取り上げられた文章は次のものです。

「すべての人が天から役割を与えられ、
　それぞれにその役割を演じているわけで、
　その意味ではどの人にも同じだけの存在の重みがあるといえるのです。」


ちょうど最近考えていました。

世の中には素敵な女性がたくさんいて、たとえば、
「わあ、井川遥さんすてきだなああんな風になりたいな」
とか思ったりするわけです。

でも、じゃあ、
「よしわかった、井川遥さん本人にしてあげよう」といわれたとして、
私は井川遥さんになって、井川遥さんの人生を生きたいかな？
とちょっと考えたんですね。

そうすると、なりたくないんですね。全然。
井川遥さんのような癒し系美女にはなれたらスゴイ！と思うんだけど、
それは私がそういう風に素敵に変身したら嬉しいんであって、
井川遥さんそのものになって、彼女の人生を生きたいわけではないんですね。

私が井川遥になったら、私がこの人生でやることになっている
たくさんの宿題をやる人がいなくなってしまう。
私がこの世に生まれて今ここにいるのは、私に与えられた宿題をするためで
私にはそれをやる責任があると感じるのです。

井川遥さんには、私がやっていること、
これからやろうとしていることはできないから
私は井川遥さんであってはいけないんですね。


私の愛読書、内村鑑三の「後世への最大遺物」のテーマは
「それぞれの人生が後世への最大の贈り物」というものです。

天から贈られた人生なのだから
人はそれぞれの人生をその人らしく全うする義務があると
言ってしまっていいかもしれません。


「生き方」の先の一節も同じことを言っているのだと思います。

これは本の最後の一部分で、
本書全体は、思いを実現させる、原理原則で生きる、など
人生の指針が詰まった素晴らしい内容です。


サンマーク出版の植木社長はこうおっしゃっていました。
「この本を読んで励まされたと読者から感想が送られてきます。
　経営者としてたくさん従業員を抱えているというのも立派かもしれないですが
　人を励ましたり癒したりできる人が一番素晴らしいのかもしれません。」

ほんとに私も最近そう思います。
わたしも少しでもそういう人になりたいと思います。


現在、国内で７５万部、世界で１００万部のベストセラー。
おすすめの１冊です。