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テーマ:DVD映画鑑賞(13601)
カテゴリ:DVD
楽天レンタルで「グッバイ、レーニン!」を借りよう シャレでこういうブログを書いたら http://blog.goo.ne.jp/wrlz/e/23827a9396334bad5505780167049779 友達に勧められた映画。 楽天レンタルの無料お試しキャンペーンで借りました。 ドイツ語なのでどうしても固有名詞が覚えにくいのですが良かったです。 夫が西ドイツに亡命して以来、社会主義祖国と「結婚」した母。 1989年、息子・アレックスがデモに参加している姿を目撃して心臓発作で倒れてしまう母。 意識不明の8ヶ月の間に東西ドイツが変わってしまうんですが、母はドイツ民主共和国が消滅したことも、娘が西側資本の「バーガー・キング」で「アルバイト」をしていることも何も知らず眠り続ける。 衛星放送の会社で働いているアレックスは、「今後少しでもショックを与えたら命の保障はない」という母のために今は亡きドイツ民主共和国を「再現」します。 しかし、現実にベルリン市内に溢れるモノは テレビの中の三流女優は下品なヌードを晒し、若者達はディスコで踊り、避妊もせずにセックスに溺れ、社会主義ドイツの誇りだった宇宙飛行士は落ちぶれ、働く意味を見失った人々はチーズバーガーとポテトを食べながらブクブクに肥満する…。 母を愛するアレックスは大きな嘘を演出します。 部屋から西側退廃の象徴・コカコーラの垂れ幕が見えればコカコーラは東ドイツが戦後発明した飲み物だというニュースを捏造し、堕落した輩が街に徘徊している様を「西ドイツ難民が東ドイツに大量に流れ込んできた」と。 嘘を貫き通す重圧に耐えきれないアレックスの姉や周囲の人々は時にヒステリーを起こし非協力的。 本当は父から手紙が来ていたと、自分の嘘を詫びる母。 母が危篤状態に陥り、アレックスは最後の嘘を「他者に手を差し伸べる社会主義」という形で再現します。 それは観客がたった一人=アレックスの母だけの一本の傑作映画。 繰り上がった建国記念日にホーネッカーは辞職し、東ドイツ初の宇宙飛行士・イェーンが書記長となる。 「母は東ドイツより三日長く生きた」と終わります。 コメディのようでありながら、ノスタルジックな、切ない感動のある映画でした。 昔のドイツの切手も集めてる私にはなんともノスタルジックです。 最後までアレックスと共にいた恋人のララが、東西ドイツ統一後は典型的な西側人間のようでありながらも好感が持てました。 おこづかいがドンドンたまるおトク貯金箱「ポイントボックス」 【マクロミル】アンケート会員募集中!謝礼ポイント有
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最終更新日
Dec 5, 2008 10:54:01 PM
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