Man-Child / Herbie Hancock ジャズ・ファンクの金字塔
マン・チャイルド / ハービー・ハンコックMan-Child / Herbie Hancock録音:1975年7月Columbia ハービー・ハンコック Herbie Hancock :Acoustic Piano, Fender-Rhodes Electric Piano,Arp Odyssey, Pro Soloist,2600 and String Ensemble Synthesizers, Hohner D6 Clavinet,Oberheim Polyphonic Synthesizerマイク・クラーク Mike Clark, ハーヴィー・メイソン Harvey Mason, ジセームス・ギャドソン James Gadson :Drums ポール・ジャクソン Paul Jackson, ルイス・ジョンソン Louis Johnson, ヘンリー・デイヴィス Henry Davis :Bass ウエイン・ショーター Wayne Shorter :Soprano Sax ベニー・モウピン Bennie Maupin:Soprano and Tenor Sax, Saxello, Bass Clarinet, Bass and Alto Flute ブラック・マクナイト Blackbird McKnight, David T. Walker:Guitars ビル・サマーズ Bill Summers :Percussion バド・ブリボイス Bud Brisbois, ジェイ・ダヴァーサ Jay DaVersa :Trumpets アーニー・ワッツ Ernie Watts, ジム・ホーン Jim Horn :Saxes and Flutes ガーネット・ブラウン Garnett Brown :Trombone ディック・ハイド Dick Hyde :Tuba and Bass Trombone スティーヴィー・ワンダー Stevie Wonder :Harmonica ワウ・ワウ・ワトソン Wah Wah Watson :Guitar, Voice Bag, Maestro Universal Synthesizer System, Maestro Sample and Hold Unit.デヴィッド・ティー・ウォーカー David T. Walker :Guitar[収録曲]1.Hang Up Your Hang Ups ハング・アップ・ユア・ハング・アップス2.Sun Touch サン・タッチ3.Traitor ザ・トレイター4.Bubbles バブルス5.Steppin' In It ステッピン・イン・イット6.Heartbeat ハートビート----------ハービー・ハンコックの1975年にリリースされたアルバム。1974年にリリースされた名盤『ヘッド・ハンターズ(Head Hunters)』を、より推し進め、この時期の最高の完成度になったものだと思います。アルバム『ヘッド・ハンターズ(Head Hunters)』で打ち出したジャズ・ファンクの世界を、その次のアルバム『スラスト(Thrust)』によってさらに想像的なものにし、このアルバム『マン・チャイルド (Man-Child )』で、そのサウンドを極めたものになり、ハンコックのファンキー・ポップ・ジャズを総括する大傑作アルバムと言えるものを作りだしました。このアルバムには『ヘッド・ハンターズ』では使われなかったアコースティック・ピアノが使われていて、シンセサイザーなどのエレクトリック・サウンドの中にアコースティック・ピアノが美しく溶け込んでいるのが、実に素晴らしいものになっています。これは、ハービー・ハンコックのアルバムの中でも、私のかなりのお気に入りだったもので、どれもがファンク色溢れるこのアルバムの中で特に必聴が、冒頭の曲「ハング・アップ・ユア・ハング・アップス(Hang Up Your Hang Ups)」です。イントロ部のギター・カッティングからして、まったくもってかっこいい。これは現在においてもヒップホップ・ネタとして大人気だそうです。また、このアルバムには、スティーヴィー・ワンダーのハーモニカや、ギターのデヴィット・ティー・ウォーカー、ワウ・ワウ・ワトソン、サックスのウエイン・ショーターなどのほか、多くのトップ・ミュージシャンが参加しているのも魅力です。【ジャズ】人気blogランキングへ