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カテゴリ:児童文学(高学年~)
"あ"さんはいばりんぼ、"か"さんは優柔不断...
いろいろな文字たちがすむ五十音村。 五十音村の住人たちが楽しみにしているのは、夜のおしゃべり。
その日も、みんなであつまって自慢話に花を咲かせていました。 ところが、 小さい"つ"には音がありません。 「音がないなんて、文字じゃない」とからかわれた小さい"つ"は 次の朝、姿を消してしまいます。
すると、どうしたことでしょう。 いらないと思っていた小さい"つ"がいなくなっただけで、 「うったえますよ」が「うたえますよ」になってしまうなど 日本語は大混乱に...。
作者の方がドイツの方というのに驚き! というのは ひらがなひとつひとつの性格付けが あまりに的確であまりに納得
もしかしたら 日本人じゃないからこそ着眼出来たのかも???
と思うくらいにひらがなについて 考えることが出来ます
そして
いらない子なんて誰もいない
大きなテーマです
他にも 個性を大切にすること 人を傷つけるということ 傷ついた心を癒すこと 謝るということ 政治家への皮肉
いろいろなことが表現されています
盛り沢山ですが 窮屈ではありません
漢字はしっかり使われていますし フリガナも少ないです 難しい熟語も使われています
大人向けのような気もしないではありませんが 高学年くらいからなら 何かを受けとめることが出来るような気もしました お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年02月15日 11時45分18秒
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