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テーマ:児童書あれこれ(166)
カテゴリ:児童文学(高学年~)
ぼくんち戦争
なんだか最近、ぼくの家族はぎくしゃくしてる。 なにかと、すぐにけんかをはじめるんだ。
たとえるなら、 お母ちゃんは、かいじゅう、お姉ちゃんは、おっぱいマンモス、 おじいちゃんは、宇宙人になって、戦争をはじめる。
いったい、勝つのはだれなんだろう? まきこまれないように、にげたいけど…。
お姉ちゃんの思春期 おじいちゃんの短気 お母ちゃんの必死 全部が絡まり合って大戦争!
かなりの長編でした。 主人公は4年生ですが 中学年では読むのが大変な子もいるかもしれません。
長さだけでなく 自分の気持ちが今一つよくわかってなかったり 正直に話せなかったりする登場人物たちの 言動が ホンマにややこしい。
そういった面でも 少々難しく感じる読者もありそうな気がしました。
その訳のわからんところを 何とか感じ取り 何とか伝え合い 登場人物たちは家族の絆を取り戻していきます。
大人から見ると 少々単純やったかな?という印象も否めないのですが 子供たちから見ると 人の気持ちを理解するってややこしいなぁ~~ という印象を持つでしょう。
それでもちゃんと、隠さんと話し合ったら 上手い事行く
そんな感じで前向きな読後感を得られる作品でした。
中学年で習いそうな漢字や単語、読みには ふりがな付き お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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