カテゴリ:若草読書会
一昨日24日の若草読書会番外編・錦織公園秋逍遥の記事です。他の記事の関係で、掲載が遅れました。2日遅れの掲載ですが、「3日遅れの便りを載せて、船が来る来る波浮港」よりは1日早いのだから、まあ、いいでしょう。 小生は、恩智川沿いの道を走り、大和川を渡り、石川自転車道に入り、富田林寺内町を抜け、喫茶アキの前を通って、公園に到着。外環状線道路を走るのが距離的には一番短いのだが、秋風に吹かれて銀輪散歩を楽しむため、敢えて遠回りコースを取りました。 公園で先ず出迎えてくれたのは、アケビ。もうパックリと割れて、中身は鳥たちが食べてしまったのであろうか。 丈夫な扉の向ふに、古い日は放心している。 と言ったのは、中原中也(「冷たい夜」<詩集「在りし日の歌」所収>の一節)であるが、河内の里では、暖かい秋の日差しの中、綿の実は静かに、静かにはじけているのでありました。 各自お弁当持参、この奥の「里の家」にてお弁当タイムです。 庭には小さな実を沢山付けた柿の木があり、大きなカラスがそれを咥えて飛び去りました。 柿の木の根元にはメヒシバが群生、ゆらり、秋風に吹かれて靡きます。 ナツメの木は、もうすっかり実を落とし尽していましたが、隣では割れ柘榴が呑気そうに大欠伸しています。 咲き残りたるかや、フジバカマが背筋を伸ばしてすまし顔。 小暗き森の小径を辿れば、雑草に立ち混じって、ゲンノショウコが控えめにそっと花を咲かせている。 ゲンノショウコの花には、白とピンクとがあるようだ。白は楚々とし、ピンクのそれは、限りなく可愛い。その「げんの証拠」写真であります。 証拠写真提供で字数制限一杯のよう。続きは次回です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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