カテゴリ:近隣散歩
長らくブログの更新を怠っていましたが(と言っても5日間サボっただけですが)、本日は近隣銀輪散歩のテーマでアップすることとします。
久し振りに、山に向かい、くらがり峠を越えて南生駒までの往復の行程。矢田丘陵を越えて奈良までの心算でしたが、途中で左折すべき処を直進してしまい、萩の台の方に下ってしまったので、意気消沈、奈良を諦めて引き返すこととしました。往路も復路も急峻な坂道を上ることとなる山越えの道にて、距離の割にはハードなコース(勿論、急坂は押して上るしかないのでありますが・・)。 このコースは2010年9月16日などに走ったコースと途中までは一緒なので、重複する写真などは省略しました。それぞれの散歩の記事を併せご参照戴くと分かり易いかと存じます。 <参考> 1.暗峠を越えて 2010.9.16. 2.暗峠を越えて(余録) 2010.9.17. 3.暗(くらがり)峠 2009.1.29. 辿る道は国道308号線(暗峠奈良街道)である。枚岡神社の北側から枚岡公園南入口・椋ヶ根橋、豊浦橋などを経て暗峠へと急坂の道を行く。 くらがり峠越えのこの道は平城京と難波・河内を結ぶ最短の道にて、万葉人は「直越えの道」と呼んだ道である。 直超の この道にして おし照るや 難波の海と 名づけけらしも 先ず、遣新羅使人、秦間満の万葉歌碑と芭蕉の句碑にご挨拶して行くこととする。これらの碑のことは、上記<参考>の「3.暗(くらがり)峠」にも掲載されていますので、ご参照下さい。 この碑の裏面に秦間満の下記歌が記されている。 そして、すぐ近くに芭蕉の句碑もある。 菊の香に くらがり登る 節句かな 奈良県側からやって来たのなら、この位置では「くらがり登る」ではなく「くらがり下る」でありますから、この句は奈良県側の上り坂の何処かで作ったものと考えるべきでしょうな。 昔、未だ母が若かった頃、近所の奥さん達と一緒に毎朝早起きして、ここまで水を汲みに来ていました。水が美味しいということもあったのでしょうが、彼女の健康法の一つでもあったのでしょう。 暗峠に到着。ここで、同行のMTB君と別れ、南生駒へと、今度は急坂を一気に下って行く。爽快であるが、ブレーキ掛け続けないとスピードが出過ぎてしまって、少し危険。 この喫茶店はこれまで何回か利用しているが、この写真は帰途に立ち寄って撮ったものです。帰途、此処まで帰って来た時はもう午後5時半になっていたので、店仕舞をされている処でしたが、声を掛けると、ホットコーヒーはもう無理だがアイスコーヒーならOKだと仰るので、暫し休憩させて戴いたもの。本当は苦いホットコーヒーが飲みたい気分であったのですが・・。 そして、犬養万葉歌碑です。 難波津を 漕ぎ出て見れば 神さぶる 生駒高嶺に 雲そたなびく 犬養万葉歌碑の近くにある碑ですが、芭蕉に因んだもののよう。大阪側の登り口にあった「菊の香にくらがり登る節句かな」の句碑は此処にあるのが相応しいという気がしますが、こちらには句が刻まれてはいません。 文字数制限一杯です。続きは明日とします。(つづく)
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[近隣散歩] カテゴリの最新記事
|
|