今日から彼岸の入り。
彼岸とは、秋(春)分とその前後3日、合計7日間のことを言う。ということで今日から彼岸に入ったということになる。
わが家から南東の方向1.5kmの処に往生院という寺がある。古来、そこから眺めると彼岸の日には四天王寺の五重塔の上に日が沈む、と言われて来た。それで、銀輪散歩のついでに往生院まで行って、日没の位置を見届けて来ようということに致しました。
四天王寺の五重塔が何処にあるのかは往生院からはよくは分からないのであるが、日本一高いという阿倍野ハルカスが出現したお陰で方向は見定め易くなりました。阿倍野ハルカスと通天閣は見える。その少し右位が四天王寺だと思われるので、古来からの言い伝えはほぼ事実と言ってよさそうですな。
(阿倍野ハルカス夕照)
(同上2)
正確に五重塔の上であるのかどうかは分からないが、通天閣の少し右側に日は沈もうとしているから、四天王寺の辺りに沈むのは間違いなさそう。コンパクトカメラでは四天王寺らしきものが写らないので、「多分」と言うほかありませぬが・・。
(同上3)
(同上4)
(同上5)
(同上6)
(同上7)
(同上8)
(同上9)
(同上10)
はい、日没です。午後5時位に往生院に着きましたので、日没まで付近をウロウロ。お陰で蚊にかなり喰われました。
<参考>往生院は当ブログでは次の記事に登場しています。
1.墓参・往生院など廻りつつ 2012.12.29.
2.銀輪散歩・往生院から玉祖神社へ 2010.11.27.
夕照・銀輪散歩 2008.12.15.
3.岩滝山往生院六萬寺のホームページ
今日から、お彼岸ということで、彼岸花も外せないですな。本日見掛けた彼岸花をアップして置きます。
(彼岸花)
路のべの いちしの花の いちしろく 人皆知りぬ わが恋妻は
(万葉集巻11-2480)
(注)いちし=壱師。彼岸花のこと。ギシギシ、ダイオウ、イタドリ、クサイ
チゴ、エゴノキなどの異説もある。
(同上)
(同上)
(同上)
次はお彼岸と関係ありませんがニラの花です。
「赤い花」の彼岸花を掲載したので、「白い花」もバランス上、掲載すべきかと、偶々見掛けたニラの花を撮りました。
(ニラ)
伎波都久の 岡の茎韮 我摘めど 籠にも満たなふ 夫と摘まさね
(万葉集巻14-3444)
(注)伎波都久=地名。常陸国真壁郡という説もあるが所在不明。
茎韮=くくみら。茎の韮のこと。
満たなふ=いっぱいにならない。
(同上)