カテゴリ:智麻呂絵画展
第155回智麻呂絵画展 本日は智麻呂絵画展です。昨日、銀輪散歩の帰途に智麻呂邸に立ち寄らせて戴くと8点もの新作絵画が完成していましたので、これを撮影。本日開催の運びとなりました。多数のご来館、ご入場をお待ち申し上げます。 では、ごゆるりとご覧下さいませ。
何という品種かは知らぬが、重厚で豪華な椿です。右側の花の花びらが半分欠けていますが、これは鳥が齧ったものだそうです。ひろみちゃんは鳥が齧った花を差し上げてしまって、と自身の迂闊さを後悔するようなことを仰っていましたが、絵画的にはその方がずっと面白くもあり、野性味もあって、智麻呂さんは絵心をいたく刺激されたようでもありました。そして、このように画面一杯にとても存在感のある力強い絵に仕上げて下さいました。これは傑作だと偐家持館長は忽ちに気に入ってしまいました。 偐家持館長がひろみちゃんの使いでこの水仙をお持ちした時のことは前回の絵画展でご紹介済みなので記述が重複しますが、丁度この時、智麻呂さんは水仙の花を描くべく恒郎女さんに水仙を買い求めて来るようにご依頼されたものの、花屋さんには水仙が無く入手できないで居られたのでした。 次の蝋梅は九州福岡は水城に咲いていたものです。偐家持館長が太宰府に銀輪散歩に出掛けたことは当ブログの読者諸兄姉に於かれては先刻ご承知かと存じますが、その折に撮影した写真から絵にされたものです。 その大伴旅人を見送った遊行婦女(うかれめ)児島に蝋梅をなぞらえるなら、こんな歌になるでしょうか。 蝋梅も 水城が上は かしこみと 次は、苺。これは、先の若草読書会に偐家持館長が差し入れた苺かも知れません。苺の絵はこれまでに沢山描かれていますが、圧巻だったのは第137回展の整然と並んだ苺でした。しかし、こういう好き勝手に群れている苺も親しみ易い雰囲気でいいものです(笑)。 次の金柑は智麻呂さんのご友人の寺〇氏からの戴き物。同氏も智麻呂絵画のよき理解者。折々に面白い画材をお届け下さいます。 次はカラスウリ。これは友〇さんからのもの。彼女ご自身も貼り絵などの創作をなさっていますが、智麻呂絵画のファンで、このような画材をご提供下さいます。 最後は、この季節、やはり菜の花ですね。これは先日の若草読書会で小万知さんがお持ち下さったものです。若草ホールが忽ちに春の景色となりました。 山吹の露 菜の花の かこち顔なるや (芭蕉) 露を置く山吹の花が和歌などでもてはやされるのを、菜の花が不平そうな顔で眺めている、と芭蕉さんが面白がった菜の花ですが、若草ホールにあっては春の主役然とした顔で満足気でありました。 西行の 顔やいづくと 若草の 家の菜の花 今盛りなり (偐家持)
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