カテゴリ:岬麻呂旅便り
友人・岬麻呂氏からの旅便りが届きましたのでご紹介させて戴きます。 流氷を たづねをのこの ひとり旅 紋別網走 知床宇登呂 (偐家持) 同氏の流氷の旅は今回が4度目とのこと。初回は見事な流氷をご覧になられたようだが、その後は空振り続きであったそうな。今回は初回ほどではないが、まずまずということであったらしい。 上の「報告184」の文章(写真をクリックすると大きい画面サイズでご覧になれます。)などもご参照されつつ、以下、同氏撮影の写真をお楽しみ下さいませ。 上の写真の水平線の上に、流氷が浮かんでいるように見えているのが蜃気楼とのこと。 紋別の 海にあかあか 昇る日に 毛嵐分けつ わが船は行く (偐家持) 流氷の海に朝日が昇り、海霧が立ち昇る。この現象を毛嵐と呼ぶそうな。 次は、網走の能取岬。岬麻呂氏の旅は、その名の通りこのような岬巡りがその原点なのであります。 能取岬には流氷はなし。西風が強くて、流氷は岸から沖合へと離れて行ってしまったようです。もっとも、能取湖畔ではオオワシ、オジロワシが十数羽とまっているのをご覧になられたようだから、よしとすべきでしょうか。まあ、こういうのを「よしわし」とも言うそうな(笑)。 流氷は 西風強み 影なけど 鷲はさはなり 能取の湖畔 (偐家持) 次は知床半島。宇登呂の写真。 こちらは、見渡す限り流氷に埋め尽くされて見事な眺めです。 沖辺かけ 埋め尽したる 流氷の 見らくしよしも 宇登呂の海は (偐家持) オシンコシンの滝は、氷結を見むとて行かれたようですが、氷結はせず、「滝は流れ流れてありにけり」であったようです。 以上、岬麻呂氏旅便りでありました。 <参考>過去の岬麻呂旅便りの記事はコチラから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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