植林された木は、成長していくにつれ、どんどん枝を伸ばしていきます。
お隣さんの木との間隔が狭くなり窮屈になってくると、思うように枝葉を伸ばすことが出来ず、悲しいことにお互いの成長を妨げてしまうんですね。一部の木を伐採することで、残った木たちは枝葉を伸ばすことができ、元気良く成長することが出来ます。
元気良く成長した木たちは、温室効果ガスをたっぷり吸ってくれるのです。
成長過程で、身を引いてくれた?木(伐採された木)のことを間伐材といい、その間引き作業を 間伐 といいます。間伐された木たちは、いろんな形で素敵な木工品等の姿として生まれかわり、商品として販売されてます。
仲間の木達に、大きく成長することを託して間伐された間伐材が、私達は私達で頑張るから!と言ってるように感じますね
木づかい.comのメールマガジンによると、京都議定書で約束した、2012年までの日本の森林による温室効果ガス吸収を達成するためには、330万haの面積の森林を間伐する必要があるそうです。分かりやすく言えば、毎年55万ha(=愛媛県の面積とほぼ同じ)の森林を2007年から2012年までの6年間で間伐する必要があるそうです。山主が間伐できるためにも 山への資金の還元 木づかい が必要になってくるんですね。
私が当ブログでも頻繁に紹介している
土佐龍 さんの作品の多くは
四万十ヒノキの間伐材が使われています。ジャパニーズモダンな、おしゃれな木の器やバスツールなど、日本のみならず海外でも人気のブランドとなってるそうです。
また、かわいい手作りの時計を作っておられる
手作り時計工房KICORI-キコリ- さんでは
長野県信州唐松の間伐材を主材として利用しています。
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* *間伐材で作られた作品達* *
唐松の時計
四万十ヒノキの食器
静岡産ヒノキの履き物
おもちゃ 文房具 印鑑 箸 インテリア・家具・収納
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