一昨日、上野の東京国立博物館で開催されている「運慶展」を観に行きました。
美術館に行く時、朝早い時間だと入館の列ができ混雑するけれど、帰りには空いていることが多いので、今回は昼近い11時過ぎに入館しました。
待ち時間なしで入館できましたが、作品の前にはそれなりの人混みができていました。
。
普段は日本各地の寺院に所蔵されている運慶作の仏像たちが、一堂に結集し観覧できる貴重な機会です。
「国宝 大日如来座像」 (奈良・円成寺)
「国宝 毘沙門天立像」 (静岡・願成就院)
「国宝 八大童子立像」 (和歌山・金剛峯寺)
「重要文化財 聖観音菩薩立像」 (愛知・瀧山寺)
「重要文化財 地蔵菩薩坐像」(京都・六波羅密寺)・・・
また、運慶の父・康慶、息子の湛慶、康弁と3代にわたる作品も展示されています。
運慶の作品は、どれも姿かたちは力強くリアルで今にも動き出しそうです。
目には水晶が入っている仏像もあり本当に生きているようです。
衣の模様やひだまでが写実的で繊細に彫られ、本当に柔らかい布のようです。
衣の色がわずかに残っていますが、制作当時はさぞ美しい色彩だったことが伺えます。
会場では、迫力ある仏像たちが点在して展示され、仏像の後ろまで鑑賞することができました。
国宝、重要文化財級の作品を一度に観ることができ本当に素晴らしかったです。
11月26日(日)まで開催しているので、興味のある方はぜひ訪れてください。
● 興福寺中金堂再建記念特別展「運慶」の公式サイト http://unkei2017.jp/